
国内にはたくさんのLPガスを燃料とした車が走っています。
タクシーがLPG車である事は広く知られています。全国のタクシーの9割がLPG車と言われています。
毎日の走行距離が長いタクシーなどの運転手はコストを削減する為にお得なLPG車を使用しています。
また、他のエネルギーに比べLPGは環境に優しく地球にもお財布にも優しいクリーンエネルギーです。
二酸化炭素の排出量が他の化石燃料に比べて少なく、 窒素分を全く含まず、硫黄分もほとんど含んでいません。
LPガスを燃料としているタクシー車は黒煙の排出が一切ありません。
軽油を燃料とするディーゼル車のようにCO2の排出量も多くありません。
LPG車のメリット
一番はガソリンよりもはるかに安い為、燃料費の出費が抑えられます。
地球温暖化などの心配が叫ばれる昨今、クリーンエネルギーの為環境に優しい事も特筆すべき特徴です。
LPG車のデメリット
全国で約1800箇所あるといわれているオートガススタンドですが、人目につかない場所にある事が多く見つけ難い場合が多いようです。
事故があった時が考慮されている為、塀に囲まれた場所である事からも見つけるのは容易ではありません。
数多くあるガソリンスタンドのような利便性はなく、まだまだ認知が低い事が要因といえそうです。
燃料の配合率
クルマ用は家庭で使われているプロパンガスとは違います。
“オートガス”と呼び、ブタン80%、プロパン20%の配合率となっています。
冬場になるとブタンガスは寒さから気化し難くなります。その為冬季にはプロパンの割合を30%まで引き上げていきます。
こうした配合率を全国一律で保っている訳ではない為、配合を間違えるオートガススタンドもゼロではないという話です。
配合を間違えた車は後々で特殊な作業により調整が必要となります。