
いつもプロパンガスをご利用頂きありがとうございます。
プロパンガス協会では、埼玉県上尾市の料金調査に乗り出しました。まずは当協会に寄せられるご相談者様の声をご紹介いたします。消費者の目線から出てくる生の声です。
上尾市在住/会社員RAさんとの相談内容
まずは物件の詳細や契約の内容を当協会のスタッフが確認しました。物件の状況や契約内容によりご案内の内容が異なってくる為、必要な情報を確認させて頂きました。
- 物件詳細・状況
- タイプ:一戸建て
- 所有者:本人RA名義
- 築年数:28年
- ご利用箇所:ガスコンロ・給湯器・床暖房
- 直近の検針票の有無:有
- ガス会社からガス機器等の無償提供の有無:無
- 契約中のガス会社:●●ガス
- 検針票の内容確認
- 基本料金:1800円
- 従量単価:560円
- ご使用料:37㎥
- 請求額:22520円(税抜)
非常に高いガス料金が確認できます。物件の詳細を確認しましたが、価格が上がってしまう要素が見当たりません。
では、どうして値段が高くなってしまうのでしょうか?
埼玉県上尾市の適正価格
それでは埼玉県上尾市内のガス代の平均価格や適正価格はどうなっているのでしょうか?
※地域最安値の価格帯を提案できる地域となっております。


※RAさんの場合は基本料金1500円/従量単価300円に値下げ対応致しました。
プロパンガスが高い理由
プロパンガス消費者からのご相談を日々受け付けている中で、大きく分けて二つのパターンが多いという統計データがあります。
- 原料調整制度
- 価格はガス会社側の言い値です。原油高を理由に値上げする理由があれば値上げに踏み切ります。原料調整という名の値上げマジックを引き起こします。
- CP/FOB(Free On Board)価格、本船甲板渡し条件・CIF(Cost, Insurance and Freight)運賃・保険料込み条件に応じて各社で販売提供価格を変動させています。
- 輸入価格が上下する事でガソリンなどに影響を及ぼしています。その影響はLPガス業界も対岸の火ではないのです。
- 主に海外で原油や天然ガス採掘時、また日本で原油を精製(ガソリンや灯油、軽油に分けること)する時に随伴して、発生する低級炭化水素ガスを液化したものです。「プロパンガス」や「ブタンガス」となり供給されています、。実に海外からの輸入LPガスは約80%を占めているのです。
- 悪質なガス会社の営業マン
- 悪質なガス会社の訪問営業や電話営業にご注意下さい。安すぎる価格を提案してきます。物凄い安くなるので提案を受けてしまう方が多いのですが、後々で値上げする事が前提の営業価格、売込み価格を提案してくるのです。
- 今回の相談事例もそうですが、高くなってしまう原因の一つが営業による切り替えを受けていたからでした。
悪質な営業から基本料金1000円/従量単価270円という破格の提案を持ち掛けてきていました。
親の代から引き継いだ家で相談者の父が営業提案を受けていたとの事でした。
早速契約書を確認してみると、契約年数の縛りはなく地域最安値のガス会社の提案をする事ができました。
プロパンガス協会が安くできる理由
上記の原料調整を行う事は致し方ありません。それは正しい適正な値上げであればの話です。
ガス会社は様々な理由をつけて値上げを繰り返していきます。本来であれば、高くなる時期もあれば安くなる時期もあるのですが、一度値上げに踏み切ると値下げする事がない場合が多いのです。
ガス料金を正しく上下させている会社もありますが、一律で安い価格を維持しようと企業努力されている会社があるのも事実なのです。
そうしたガス会社は消費者の目線に立って考えている為、とても良心的で担当者の人柄が良い事も多いと評判も上々です。
都市ガス化が進む昨今、プロパンガス業界へは逆風が吹いているといえますが、技術の目覚ましい進歩によって続々と燃焼効率の高い製品が出ておりエコ住宅などを実現している
注意点まとめ
- 中古物件トラブル
- 親から子へ引き継がれる際、中古物件購入時などに良く起きる問題があります。提供価格を当協会にご相談下さい。
- 年数縛り契約
- 契約書を確認しましょう。契約日から何年契約になっているか確認してください。年数縛りが発生している場合、負担している金額の記載があります。10年契約であれば120ヶ月で費用を割った金額を毎月お支払している契約内容となっています。
- 年数縛りがあっても適正価格が可能な場合も多くございます。ガス代が高いと感じている場合は当協会にご相談下さい。
- 法律上、減価償却として設けられる最大は15年です。契約時より15年経っていればスムーズなご案内が可能な場合が多いでしょう。
プロパンガスはガス会社毎に価格を調整してもいい法律下で運営されています。
大手ガス会社は供給元となりますが、関東地方に集中しているといえます。その為、各地方への運送費や人件費が掛かり販売価格が上がってしまう事も問題です。
こうした問題の回避策として、ガス会社同士の業務提携が最近増えてきています。配送ルートや保安を助け合いコスト削減に乗り出す動きです。
しかしながら、こうしたガス会社同士の動きは決して消費者に返ってきているとは感じられません。ガス会社側の利益幅を増幅させる為の手段のように感じてしまいます。
それだけガス会社側の値上げに対する意識は消費者の意識とはかけ離れて一般化しているのです。
適正価格の物件を一つでも多く増やしていき、安い適正価格が浸透すれば、消費者との感覚を合わせようとガス会社側の認識も変わってくると考えています。