もったいないなぁ | prop2013のブログ

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今日は、全国都市交通統計調査という統計について。

以前書いたブログ(過去データ)で、総務省統計局のもの以外は官民とも過去データを追うのは意外に難しいということを書きました。


この全国都市交通統計調査(国土交通省で行っている)は、その事例の1つなのですが、調査としては平日・休日別に使用している移動機関・移動目的・移動距離などが調査されていて、民間では調査内容・コスト的に困難なことをカバーしているものなのですが、、、

下表の調査都市をみると違和感を感じられる方がおられると思うのですが、調査都市に統一性がないうえに、(これは表からは読み取れないのですが)調査年次ごとに調査都市も統一されていないのです。

せっかく経年で調査しているのに、物理的に経年比較ができないようになっているわけです。


国土交通省の調査データは、この手のが実に多く、せっかくいい調査をしているのに実用に耐えないデータというのが群れを成しています。

(仕事柄国土交通省関連のデータにあたることが多い&総務省統計局のデータでも同じ問題を抱えているものがあるので、同省固有の問題ではない可能性が高い点は留意ください。)



そうした制約はあるのですが、この調査自体は示唆に富むところが多々あるので、何回かに分けて指標をみていきたいと思います。


今日は1トリップ(移動)あたりの距離と時間をみていきたいと思います。

まず1トリップあたりの距離ですが、12km/トリップを超えてくるのは、臼杵市(大分県)を除き、東京・大阪への通勤・通学者が多い都市が並んでいます。

調査都市が網羅的でないので推測が入りますが、東京への通勤通学者が多い一方で、県庁所在都市として通勤通学者が集まる要素を持っている都市(さらに幕張もある)としては特異な数値ということができると思います。

千葉市は、さいたま市と諸データでよく比較検討され、比較劣位とされることが多いのですが、このデータにおいても核の弱さをうかがうことができます。(劣位かどうかはともかくとして)


次に1トリップあたりの時間ですが、30分/トリップを超えてくるのは、やはり東京・大阪への通勤・通学者が多い都市が並んでいます。


ただし、組み合わせをみていくと、小田原市・近江八幡市・泉佐野市のようにトリップ距離に比して時間の短い都市、青梅市、宇治市、堺市のようにトリップ距離に比して時間を要する都市があります。(基本的には幹線道路整備の状況に比例)


また、トリップ距離が1番長いため目立ってはいませんが、千葉市のトリップ時間は距離に比して短くなっており、下表の調査都市では人吉市・臼杵市・長門市・湯沢市に次いで平均移動速度が速くなっており、これまた3大都市圏の中では特異な数値を示しています。