prop2013のブログ

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成功する店舗づくりに最も重要な「立地」の戦略立案、物件診断を専業で行っているPROP豊島です。

ブログは長らくお休みをしていたのですが、新年度を迎え、ブログを再開させたいと思います。


店舗の出店や退店といった立地に関することは、各種媒体に取り上げられることも多いため、
記事を目にされている方も多いと思います。

ここ最近、大きな話題になっているものとしては、
Krispy Kreme Doughnutsの店舗閉鎖が相次いでいるというニュースでしょうか。


実際、Krispy Kreme Doughnuts社のHPをみても、



STORE NEWS欄は営業終了の文字であふれかえっており、
全店舗の1/4を超える店舗の営業終了は、
ただ事ではないことをうかがわせます。

同社の全面撤退は考えていないという発言が事実とするならば、
なぜこのような店舗撤退が相次ぐのでしょうか?


立地の視点からは大きく2つ考えられます。

1つめは、同社のドーナツは新宿サザンテラスでの1号店出店からしばらくの間、
行列のできるドーナツ店として大きな注目をあびていました。
こうした注目は自然発生的なものももちろんありますが、
同社がどういう方向性で商品を売り出していくかも色濃く反映しており、
業界1位のミスタードーナツとは対極の「ハレ」要素を含むものとして
ブランディングをしていったのは明白です。

こうしたイメージを有したまま、日常色の強い町(阿佐ヶ谷等)や
よくもわるくも普通の郊外SC(ゆめタウン等)への出店を進めてしまったことがあげられます。
なかでもゆめタウン廿日市は開業から1年たたずの退店となっています。
日常色の強い場所での出店にあたっては、
顧客対象となる人の絶対数が減るわけですから、
顧客対象を広げるか、来店頻度を上げるかの方策が不可欠になってきます。

そうした手を打つ前に従来の立地特性と大きく異なるところに出したところに
失敗の目を見い出すことができます。
特に同社の場合、従来立地でもまだ未出店の場所が見受けられますので。。。


2つめは、商品供給、物流の戦略ミス。
同社はミスタードーナツのように各店舗で商品をつくっているのではなく、
基幹店となる店舗から商品供給を受けている店舗が多数存在しています。
手法そのものはどのような手法をとっても一長一短があり、
一概にいい悪いは言えませんが、
1店舗不採算店舗ができることによって、
基幹店舗での商品生産の実稼働率が落ちたりすることは容易に想像されます。

西日本において全面撤退の府県が多くみられるのは、
各府県数店舗しかないなかで、上記のような状況に陥り、
親亀こけたらになってしまった店舗が多いからのようにも見受けられます。


全国主要都市への出店を優先するのであれば、
駅前・駅ナカ大型商業施設がきちんと成立しうる都市への出店をするべき
(実際には6大都市圏でさえ空白都市が複数見受けられる状況)だし、
(基幹店から商品供給を受けるような)小型店をつくるのであれば、
商品供給の組み換えが容易なように、
1都3県へのドミナント出店をするべきでした。

撤退地域にも再進出したい意向は有しているようなので、
どのように立て直してくるのか興味深いです。

立地屋さん絡めてくれないかしら(笑)