さて、ようやく退職した私。
ともかく、失業保険が貰える間はのんびりしようと心に決めていました。
慢性化していた気管支炎も無事に完治したところで、2度目の就職活動を始めました。
ところが、最初に就活をしたバブル時代とは違い、大手企業が金融破綻し始めたこの頃、正社員の求人は狭き門となっていました。
金融機関の営業職のオファーはありましたが、もうハードな仕事はしたくありませんでした。
転職して行った先輩や同僚達は、名の知られた会社やお役所に勤めているのにどうしてだろう?と思い尋ねてみると、派遣社員や臨時職員という形で働いているとのこと。
私はそんな事も知らずに転職しようとしていたのです。
既に20代後半、ここからそんなに長い間は仕事をしないのだろうなと、当時の私は思っていました。
それなら今までと同じ正社員ではなくてもいいかもしれないと、派遣会社を訪ねてみると、仕事はすぐに紹介されました。
大手建設会社の事務職、産休の女性の代替要員で契約期間は6ヶ月で更新予定は無し。
事務職は初めてでしたから、期間が6ヶ月と決まっている事は、むしろ気が楽でした。
それに、漠然と、男性が多い職場で働いてみたいと思っていたのです。
これが、今も私が勤務する会社との出会いでした。
順風満帆|Pro-OL(プロ-オーエル)戦略室
天沢順子

