トルエンVS高濃度オゾン | 臭気判定士の激闘

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国家資格:臭気判定士がお送りする、消臭と脱臭対策について。悪臭苦情との闘いの日々。
キレイな空を目指して、株式会社カルモアの全コンサルタントが執筆しています。

トルエンVS高濃度オゾン。

脱臭ビジネスを営むものにとって

この名前はドキドキするはずです。

プロレスでいうと、アントニオ猪木VSモハメッドアリぐらい名勝負。

競馬でいうと、テンポイントVSトウショウボーイの有馬記念ぐらい名勝負。



先日、提携しているオゾンメーカーとある実験を行いました。

オゾンって様々な臭気が除去出来るけど、トルエンとかのベンゼン環も分解できるの?

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あの結合の強いベンゼン環を破壊出来るの?

燃焼法などの熱分解では、案外簡単に取れるけど、一体オゾンってどうなの?

おそらく、トルエンなどの有機溶剤の臭気に悩まされている方なら一度は思ったはず。

私も、オゾンならばトルエンぐらい、いとも簡単に分解してくれるはず!と思っていました。

ところが、驚愕な結果が!!


【試験方法】
?800Lのアクリル容器にトルエン900ppmを満たす。

?そのアクリル容器の中にオゾンを注入。
 オゾン濃度320ppmまで上昇させる。

?10分放置。オゾン濃度320ppmのまま。
 結果:トルエン900ppm→900ppm(変わらず)

?さらに、10分放置。オゾン濃度320ppmのまま。
 結果:トルエン900ppm→900ppm(変わらず)

?さらに、さらに、10分放置(オゾン300ppmに若干低下)。
 結果:トルエン900ppm→880ppm

何と、人間でも数分で死んでしまうような、超高濃度のオゾン状態を30分間

放置させたにもかかわらず、トルエンはほとんど変わりませんでした。

とても悔しいので、現在、どうにかして省エネルギーで

トルエンを分解させる研究を進めております。

現場も大事ですが、実験も大事です。要は偏ってはいけないという事ですね。

たまには、こういう実験も行う、相馬秀樹でした。

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