全身作用型貼付剤 | 診療放射線技師 スタッフのブログ

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こんばんはSです猫

 

先日担当先のスタッフの方に

『全身作用型貼付剤』

というものを教えていただきました

 

見た目は湿布ですが、湿布とは作用の仕方も使い方も違います

成分が皮膚からゆっくり吸収されて、血管内に取り込まれると

内服したのと同じように全身に効果を発揮します

当初は癌の痛みにしか使えなかったのですが、2年ほど前から腰痛症のような整形外科疾患にも使えるようになったそうです

湿布とはと違って、『痛いところ』に貼るのではなく

血流が豊富で薬の成分を十分に吸収できる場所、胸・腹・上腕・背中・大腿のいずれかに貼ります

このお話をスタッフの方から聞いたきっかけは、手首の腱鞘炎の話の中で

「湿布を貼っても、手首だと濡れやすくはがれやすい」

と言っていたら、教えていただきました

医療用医薬品のため、医師の処方箋が必要なので、診察を受けなければなりません

全身作用型貼付剤のメリットはたくさんありますが

自分にとっては、痛いところに直接貼らなくてもいいこともメリットの一つですねニコニコ