やっぱ、さくらかな~!さくら・・・気がつくと満開になっていました。
いつもの通勤途中の桜並木です。
さくらのおかげで、気分は上昇志向に変化してきます。何事にも前向きに応援してくれているかのような、
それでいて誇らしげに咲いています。
下を向いていた目線も、気がつくと上を向かせてくれています。
でも、近くにはビニールハウスのつぶれた残骸、骨組みがまだまだ残っています。
歴史的な大雪による被害。
歴史的な地震、津波による被害。
それでも、さくらは毎年私たちの期待に応えて咲き誇ってくれます。皆を励ますかのように春を告げてくれます。
数日後に、一気に散る姿は、春の陽気にぬくぬくと甘える私たちを突き放すような、本当の優しさを感じます。
さくら、日本中どこでも咲いています。
本当に強いです。
山の中腹に、他の木々に囲まれて凛と一人咲いている山桜もあります。
不思議なことに、より美しく感じてしまいます。
過酷な環境であるにもかかわらず、頑張っている姿には魅かれるものがあります。梅のように、恋しさのあまり
大宰府まで飛んで行ってしまうようなことには感心できません。w
綺麗な花は、他にもっともっとあります。温暖な地域には、カラフルな美しい花々が多くあります。
でも、心動かされることはありません。「綺麗ね。」の一言で終わってしまいます。
さくらほど歌詞や、文化、歴史、精神にまで多く登場するのはありません。
それは、さくらの持つ内面的な特性が魅力だからではないでしょうか?
忘れないでください。今、満開に咲いているさくらも、長く厳しい冬を耐えてきていることを・・・。
今朝、『バックナンバー』の「青い春」を聞きながら桜並木を通勤してしまい、反骨精神が沸々としてしまいました。

