先日、患者様からのクレームのなかで技師側が思っているように、患者様が思っているとは限らない、という事例に出会いました。
そこで、ならば普段の技師側で見ている視点ではなく、患者様側からの視点では、いつもの場所・いつもの光景がどのように映るものなのか。
試してみました
といってもそんなに難しいことではなく、実際に自分が患者様と同じように動いてみるのです。
待合に座ってみる、更衣室を使用してみる、検査台に寝てみる、ポジショニングと同じ姿勢を取ってみるなどなど。
すると、今まで検査をする側では見えてなかったことが、ちょっと見えてきました
例えば小児を撮影する機会があるところでは、置いてある人形の位置が高すぎて、これじゃあ子供さんには見えてないな、とか。
例えば、検査台に寝てみて、管球が頭上にあるのは意外に圧迫感があるものだな、とか。
少しの気配りや工夫で、小さくても検査を受ける患者様にもっと安心していただくために、できることがあるんやなぁ~と思いました。
頭の中で考えてみるのも一法ですが、こうやって実際に体感するとわかりやすいし気づきやすいですね。
以上、はるの「患者様体験記」でした