お疲れ様です SMA”です。 | 診療放射線技師 スタッフのブログ

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診療放射線技師達による日々の出来事を綴っています。

おつかれさまです SMA”です。


本格的な暑さ到来となったのですが、割と涼しく感じる最近?いかがお過ごしでしょうか?


出勤中昼間でも比較的車のエアコン無しでも?過ごせそうな毎日が続いています。


本日はK中央クリニックの業務でした。



毎日ですが、本日は午前・午後ともに予約検査が多く予定していました。

午後予約の腹部エコー検査を行っている時に、医院長先生に呼ばれました。

「島さん、今日午後は予約の検査いっぱい?ちょっと急いでこの人エコーしてもらいたいんだけど…」

了解し、急ぎ現検査中の患者様の腹部エコー終了後に検査行うことにしました。
肝臓に所見あったので、フリーズ画像多く撮り所見としました。

先生が患者様をご案内し、先生監修の元救急腹部エコー。

S/O acute 胆嚢炎のもとダイレクトに胆嚢走査。

以前より胆嚢内にstone複数個ある様で其れは確認。

胆嚢壁肥厚確認せず、周囲fluid・edema確認できずに続けてpancreas走査。


有りました。


膵頭部に何やらモヤモヤとした物が…。


先生診察忙しく「そのまま急いで観てみて!!」。


腸管ガス多く、プローブ避け走査行いました。


膵頭部にmass様所見+。

準ずるMPDは4㎜以上と拡張していました。

MPDは比較的辺縁正・massも辺縁滑らかでした。

フリーズ画像収めて、プローブ走査続行。


先生また戻ってきて、膵走査しましたが、ガス跳ね返ってun crearだったので、フリーズ画像で解析。


圧痛所見と合うので、そのまま画像プリントアウトして専門医へ紹介搬送となりました。


後になり画像を見返しました。


massは比較的辺縁整でMPDも尾部までストレートです。

見返し思ったのですが、自己免疫系(インスリノーマ・グルカゴノーマ・ソマトスタチノーマ)の膵腫瘤なのでは…。

それを確認する腫瘤穿通のペネトレイティングダクトサインは当初確認できませんでした。



他院紹介と成りましたが、いずれにせよUS・DynamicCT・MRCP・おそらくはERCP迄行うと思います。


詳しくはブラッシングにて病理診断になるとおもいます。



膵・胆道系はかなりシビアに検査行う必要があります。



愕然としましたが、奥が深く、今後も所見に遭遇時の知識必要と痛感いたしました。


お疲れ様でした