いよいよ本格的に寒さ厳しく至る今日ですが、皆様体調等お気づかい宜しくお願いいたします。
かねてより、上腹部dynamicCT・腹部echo検査において中でも「膵・胆道系」は大変重要視される
物と思います。方々同様に指摘されています。
自らのscreening腹部echo検査においても一番時間をかける所なのですが、その場所一番
腸管gasの影響を受けやすくscreeningにおいて難しい所とされるのではないかと…。
それでもecho検査にて良く観察されなければ、上腹部造影CTと至ります。
その関連、担当先において大変貴重な症例拝見いたしました。
上腹部dynamicCTにおいてliver早期に染まる箇所「HCC・hemangioma・APシャント」等様々有るのですが、
それぞれに関連した画像所見も特筆する物というのです。
拝見した画像所見では膵体尾部において膵plane像⇒dynamic早期・門脈相・ディレイドscanに移行する
中、暫時濃染していく様が教科書通り確認出来ます。
読影医の所見解答において各記述有りました。
又、他の文献にて今回所見関連し稀に「LIVER APシャント伴う」事が確認されて居るようです。
それらすべてが今回の症例にて確認されました。
症例検討もさることながら、改めてMDCT early scanによる上腹部dynamicCTの有用性を確認しました。
お疲れ様でした。