いつも読んでいただいてありがとうございます。

・祝973位!
初の3桁台を記録しました!!
これも皆さまのお蔭です。一人でも読んでいただければ嬉しいです。

初心」を忘れずにやって行きたいです。

ここでは自分の体験したことをできるだけお話しするようにしたいと思っています。
子供の受験について、私の場合はかなり体当たりでぶつかり、お金・時間・労力がかかりました。しなくてよい苦労だったと思います。


一方で、最近、体験しないとわからないこと、振返ってみて気づくこともあると感じています。そういうことも共有したいと思っています。

・学校選びについて
開成や聖光学院についての投稿を読んでもらえたということは、お子さまの学校選びに関心がある、ということだと推察します。

正直なところ入学前には進学先の学校がどういうところなのかよくわからないものです。


東大進学率などに目が行きがちですが、子供が実際に受験してみなければ分かりません。

確かなことは思春期の学校生活、特に中学校は子供に大きな影響を及ぼす、ということです。

私は自分が進学した私立中学を嫌だと思って過ごしたので、うちの息子にはそういう経験はさせたくないと思っていました。結果的にそういう心配は無用で、むしろ、私には理解できないくらい開成生活が息子の人格形成に総合的な影響を与えたようです。

それが分かったのは息子が高校でアメリカに留学した時でした。
1年で帰ってくるつもりでしたが、留学先が強く引き留めてくれました。私も残った方がよいと思って残ることを勧めたのですが、本人の意思で開成に戻ることを選択しました。自分のルーツは開成にあると思ったようです。

また、私から見ると信じられないくらい開成出身者は開成愛が深いです。
非常に濃い学校生活を送るようなんですね。

こういうことも入学してみてわかったことです。

・御三家は特殊かもしれません
息子やその友人、出身者を見ると(一概には言えませんが)、御三家出身者の行動パターンが普通とは違うと思うことはありました。関心があることへの取組みの鋭さが違うのです。

御三家では知性を伸ばす教育に重点を置くことは確かそうです。

受験勉強を強制しないことで、わざと負荷をかけてリーダーシップや知性を育むことにつながるかも知れない、と改めて思いました。

開成では高校3年生の5月に運動会があり、事後処理が終わると6月になります。それから本格的に受験勉強をしますので、おおよそ半年しかかけません。

・「英語取り出し授業」が可能な私立中学と例えば桜蔭との比較
広尾学園や、洗足学園などの「英語取り出し授業」には大変に注目しています。

洗足学園出身者のボーデイングスクール受験者の面接対応をしたことがあり、その英語力に感心し、印象に残っています。
普通の中学受験で御三家に進むと英語習得に出遅れるのが悩みの種ですが、英語取り出し授業はソリューションになってよいと思います。

ここで比較対称するのも独断で申し訳ないのですが、桜蔭で東大にストレートで合格するような生徒たちが頭に浮かぶのです。

私はたまたま仕事の前任者が桜蔭卒東大出身者という経験をしたことがあって、「怖いほど優秀」、「達成意欲の高さ」、「責任感」など、その有能さには凄みを感じました。受験勉強も自主的に相当徹底すると聞いています。

実は息子の大学にも広尾学園出身者がいて、イメージが湧くのですが、両者は随分とカルチャーが違うかな、と思います。

・御三家からアイビーリーグ合格の道は見えた
開成以外は御三家から海外大学への直接進学者はまだ少ないです。

単純にアイビーリーグに行きたい場合は、御三家に進学して、高校で1年留学すると実現可能性はかなり増すと実感しています。

大学側は条件が合えば日本の御三家の生徒に目は向くはずです。
開成中学には「ハーバードに行きたい」と言って入学する生徒がいます。

今の生徒たちは東大に物足りなさを感じていますので、生徒の気質にも合っていると思います。灘校でもそうなっていますよね。

高校で1年留学するとよい、というのはアイビー合格にはTOEFL115程度が必要になるからです。留学せずとも可能ですが、勉強が必要なため時間をとってしまい、日本の受験勉強に影響します。ハイレベルの英語での面接もあり、相当英語力が必要です。(息子はこの点だけは心配不要でした)大学入学後にクラスで一番英語が下手なグループに入ってしまう恐れもあります。


英語力はともかくとして、勉強面では問題なく、結果的には本人のやる気で良い成績を修めることができるはずです。

可能性があるわけですから、ぜひ挑戦して欲しいです。

・中途半端な選択はしない方がよい
色々と考えると、どれも子供自身が決心して最後までやり遂げる必要があります。

 

子供が自分でジャンプして選ぶことが大事だと思います。