大晦日です。
12月は前半までは忙しかったのですが、後半は仕事の方もセーブをして、かなり落ち着いた年末でありました。

今年は性感、ポルチオ開発を初めてから10年の節目でもありました。
特に世間では「性被害」というワードが飛び交い、性に関するネガティブな話題が特に多い一年でもあったと思います。

10年前に始めた性感は、主に女性のネガティブだったセックスに関するアップデート。
パートナーとの不和、新しい出会いの為に必要な知識、認知行動

男女間も勿論、自分にとってのセックスとは?
というものを再認識して、より良くして行こう。と考える人が全体的に増えたり、これまで、もしかしたら間違ったアプローチをしていたのかも?と自分の中で疑問を持ち、そこから考えを起こしたり、行動に繋げる人が増えたのではないかなと思います。

僕の所に来る人達の多くの人が抱えていた問題は
「暴力の延長のセックス」に悩んでいた人達の存在でした。

これは男性に多いケースなんですが
日常のストレスや、鬱憤晴らしをセックスで解消したり
暴力衝動や、攻撃衝動もセックスで発散する。

暴力的なセックスだったり、性的嗜好の中にある
凌辱、支配、蹂躙みたいな根源的な欲望を持っている、或いは隠している人というのが
実は多い。という見方をしています。

社会的に地位のある人、教職にある人が裏で実は非人道的な行いをしている
または、犯罪までに至らずとも、代替え的な行為によって生きながらえる。

これは男性の本能の中に根ざしているものがあって
自信がないから大きなコンプレックスを持ち、自らを大きく見せようとしたり

組織の中でも責任が大きい立場になった場合、その重圧とストレスを処理する為に
正反対の自分を自ら生み出してしまう。というものがあると思います。

自分の抱えている重圧が大きいほどに、結果的に反社会的な行動を起こしてしまったりするケースが多いわけです。

暴力的なセックスを男性が好むからといって、それを受けている女性が必ずしも暴力を受けたいかは別だと思います。

ヘタをすると、そういう暴力的なセックス≒愛情であると錯覚させてしまい、そういった行動でないと愛情を感じなくなってしまう。という女性へのグルーミング。

一方的で攻撃的なセックスをひたすら受けていた女性は、そういったパートナーと付き合う事で、どのように変化していくのか。

僕は、女性が後年になっていく程にセックスへの悩みが増える原因の一つが

「これは、暴力なのか」
という認識をはっきり持つ事が出来るかどうかだと思います。

暴力かどうかを判別できないまま。

性同意アプリ。などというものが生み出されるような時勢でもあり、なかなか話がややこしくなりそうな感じがまだまだあると思います。

自分の意志で、意中の相手としっかりとセックスをして、更にセックスを通じて、心の交流やお互いをよく知る。という事はどんな時代においても重要であると思います。

2024年からは、セックスをはじめ、自分の性自認をしっかり言語化できる、パートナーへのアプローチもタブー化せずにしっかりとディスカッションで出来て、性への認識をしっかり出来る事がテーマになっていくと思います。

僕は、その認識を改める手伝いをしているんだなと、改めて思った年の瀬でした。

それでは、よいお年を。