こんにちは。10月も終わりに差し掛かり、寒さが一層増して来ました。人肌が恋しい季節ですね。
さて、今日は「パートナーとのつきあうのがしんどい」状況についての考察を書いてみたいと思います。

こちらに相談をして来る方の殆どがパートナーが居る。という状況の方です。
相談内容の起点としてあるのが「パートナーの為に開発をして欲しい、もっと気持ちよくなって欲しい」

というものが多いのですが、話を聞いてみると、実はパートナーから日常的にプレッシャーを与えられている、
SMプレイを状態化させているカップルで特に多いのが
「パートナーから意識的に依存させるような行動、軽いDV」を取られている事が多いのです。

これの原因が何なのかというと、プレイとしているSMの関係性が日常に染み込んでしまっていて、
パートナーに逆らえない状態を作り出されているという事に、気がついていないままでいると
そのパートナーとの関係はしんどいものになります。

これは夫婦、恋人間でもあるのですが、セフレのような本来軽い関係のようなものだったとしても
無意識にそのような関係性に持ち込まれるケースがかなりあります。

なので、相談に来る。という時点で確認をするのが「開発は自分の為」である。という事を強調した上で、ヒアリングに応じます。
パートナーの為。という事になると、より依存に持ち込まれるような状況になってしまうので、
ここで気をつけている事、大事にしている事は

“関係性は常にイーブンである”という事。

これは、開発をする。されるという関係性においても基本で
日常の中での主従関係を構築しない。という事です。

SMプレイの一環で、擬似的に主従みたいな行動はあったとしても、常にどんな状態であっても
男女の関係だけではなく、イーブンである事が基本だと思っています。

主従関係。従う側に立つ事で、安心感を得たり、愛情を感じる事があるとしても
根本にあるのは相互の愛情があって初めて成立するものなので

片方の愛情が欠ける、度合いが釣り合わない場合は主従関係というものは崩れます。

男性側から主従関係を強要される、一度結んだ主従関係のまま、だんだん扱いがおざなりになるとしんどくなるのは当然です。
愛情が薄くなっているのに主従関係は変わらないというのは至極不自然であるという考え方です。

これは長年連れ添った夫婦にも起こりやすい事で、感情より先に関係性に縛られる事で、一緒に居るという事が苦痛に感じる。
という状況を生み出します。

これは、当人同士が気が付かないケースがかなりある為、パートナー同士の不和の原因の殆どがこれだと考えています。
ヒアリングを続ける事で、実はパートナーとの大きな不和があった。という事が判明した。というケースが多くありました。

その関係性を邪魔するつもりもないので、クリティカルな部分には踏み込まないように意識をしているのですが
パートナーとの不和に気が付かないまま長年居た、これからも。という状況が続いて行くと、大きな問題に発展するケースもあるので
そこをしっかりと見極めつつ、その人を見るように、特に意識しています。