「曲解」の意図はあったかもしれないが

日本語を英語に直訳したら

「そうなった」と言われても仕方がない

 

国務大臣・外相という立場においては

英訳される可能性も加味し

英訳されたときにどのような表現になるかを注意しながら

発言しないといけないのではないでしょうか

それが「国務大臣・外相」としての責務だと考えるが・・・

 

自民・鈴木貴子氏「女性がうまずして」英訳記事は「曲解」「外相の本意伝えず国益害する」

5/21(火) 17:59配信

 

自民党の鈴木貴子青年局長は21日、上川陽子外相が静岡県知事選の自民党推薦候補の応援演説で「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と発言したことを巡る共同通信の英語版記事について、「発言の本意を伝えていない。日本の外交の顔たる外相が誤解を生んでいるというのは国益を害する話だ」と語った。産経新聞の取材に答えた。

 

■出産の重要性を同列視と英訳

鈴木氏が問題視したのは上川氏の発言を報じる18日付の英語版記事。「Japan minister queries women’s worth without birth in election speech」との見出しで、文字通り日本語に訳すと「日本の大臣、選挙演説で出産を伴わない女性の価値を問う」などとなる。

記事本文では発言した上川氏に対して「equating the importance of childbirth to electing a new governor in a speech ahead of a gubernatorial election」と報じた。訳すと「知事選挙を前にしたスピーチで、出産の重要性を新しい知事を選ぶことと同列に扱ったのだ」などとなる。

鈴木氏はいずれの表現についても「曲解している。こんな発言はされていない」と述べた上で、上川氏が紛争解決や平和構築に女性参画を進める「女性・平和・安全保障(WPS)」に力を入れていることを挙げて、「WPSをライフワークとしている大臣としても不本意、じくじたる思いではないか」と語った。

■「こんなこと言ってない」

鈴木氏は19日、共同通信の英語版記事について、X(旧ツイッター)で「この記事は謝罪&訂正が必要では??こんなこと言ってませんよね?」と指摘。鈴木氏の投稿には、自民の阿部俊子衆院議員も「言ってません!」と書き込んだ。

上川氏は18日、静岡市で開かれた集会で、自身が初めて出馬した選挙演説で「うみの苦しみにあるけれども、ぜひうんでください」と支持を訴えた経緯に言及。「うみの苦しみは本当にすごい。でもうまれてくる未来の静岡県、今の静岡県を考えると、私たちは手を緩めてはいけない」と語った。

出産には直接言及していないが、発言は「出産したくても困難な状況にある人への配慮に欠けるとの指摘が出る可能性がある」などと報じられ、上川氏は19日に発言の趣旨について「女性パワーを発揮していただき、知事を誕生させようとの意味で申し上げた」と記者団に説明した上で、発言を撤回した。(奥原慎平)

 

最終更新:5/22(水) 0:11
産経新聞