プロメ化粧品をつくった「東山文子」についてご紹介したいと思います。

 

   創業者の東山文子です

 

東山は自身の顔にできたシミに悩み、自分のために化粧品をつくったことからプロメ化粧品ができました。
シミは直らないと言われていたけれど、調べていくうちに、順調に肌の生理活動ができれば表皮は絶えず新しいものと変わり、健康な肌が戻るだろうと気づくと、うれしくなったそうです。

 

その後、毎日のように試薬店で手当たりしだいに材料を集め、工業試験所の研究室を借りて、新しい乳化剤や乳化オリーブ油の基材を毎日つくりながら比較検討を続けました。
試作品がたくさんたまり、捨ててはもったいないと、玄関の入口に「化粧品の試作品をご希望の方に差し上げます」と書いて貼りましたら、次々と貰いにいらっしゃる方がいたそうです。

現在では他人の玄関先にそんな張り紙があっても、もらう人はいないですよね。怪しすぎます・・・。
今から70年ほど前のことなので、不審に思うこともなかったのでしょうね。

 

そして、東山はこう綴っています。
『鏡を見ると、シミのあった私の肌は回復していて驚きました。

永年の苦心がみのり、開発に成功した時に味わった喜びは今も忘れられません。

試作品をいつも差し上げていたご夫婦が「製法特許は必ずお取り下さい」と何度も勧めにきて下さいましたし、工業試験所の技官の方も同じように勧めて下さるので、そのご親切にこたえる気持で自分で申請書を書いて出したところ、3年目の1月に一般化粧品や薬用化粧品とは区別した「医粧」として商標登録されました。

皆さんに喜ばれながら化粧品づくりをする、こんなうれしい仕事は滅多にないだろうと、ありがたく思っています。
これからも生ある限り、誰かのお役に立つものを創り出す努力をしていきたいと思います。』

 

プロメは戦後まもない頃、女性がひとりでつくった化粧品です。この時代に強い気持ちを持って、化粧品作りをしていたなんて、とてもパワフルな女性だったのだろうと思います。

プロメを長くお使いのお客様の中には、東山に会ったことがある、という方が多くいらっしゃいます。

お肌のことも含めいろいろと相談に乗ってもらった、ふっくらしてかわいいおばあちゃま、お肌が透き通るようにきれいだったと、お聞きします。

私が入社したころにはもう亡くなっていましたので、お会いしたことはないのですが、ぜひ会ってプロメをつくった頃の話やどんな人柄だったのかを知りたかったなと思います。

 

 

●水で落とせる化粧品「プロメ」
http://shop.sansho-skincare.co.jp/category/PROME/

 

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