たまの休日には
美術館に足を運ぶことが
よくある
先日は、上野の森で開催された展覧会に、
知人の作品が出品されたので、
ブラッと顔を出して見た
彼は、毎年連続入選している
実力派である
がむしろ
彼が作品と対峙する
豊かなエネルギーに驚嘆する
ちょうど雨上がりである
美術館の入り口にある
巨大なミラーボール(金属製)に
自分の姿が雨で濡れた
ぼかし絵のように
映っていたのである
これも、一種の自作自演の
作品のようにも思えた
上野の森は、公園内を歩いても
ベンチに座っても
時に、空を見上げても
友と談笑していても
何事も絵画的であり、
しばらくは、芸術的な感傷(鑑賞)に
浸ることができる
この写真もまた、偶然携帯で撮った
瞬間のショットである
一羽のハトが、絵画館前の
大噴水の真上を
楽しそうに元気よく飛んでいた
少々ボヤけて映っているが
私の脳裏には
ハッキリとした映像として
残されている
背景が絵になるような
自然環境の中にいると
人は誰でも絵的な心を持ち、
身近に寄り添う生き物にも
優しくなれるようだ
そんな気持ちになって撮った写真は
必ず一枚のグッドショットがある