お疲れ様です。

今週、普段足を踏み入れないところに行ってきました。

目黒にあるスターバックスコーヒー ジャパンの本社。

 


本社ビルの1Fはスターバックス・リザーブの店舗。

そしてスタッフは全員、あの有名な”ブラックエプロン”でした!

 


 

 

噂には聞いてましたが壮観ですね~。エプロンに星がたくさんついてる方もいて、気になります。

 

今回の訪問は、友人づてで紹介してもらった、スタバの環境対策チームの方にお会いすること。

昨今のプラスチックストロー問題についての情報交換や、

CSRへの取り組みの先駆者であるスタバの考え方や活動をお聞きすること。

 

ちなみに、CSRとは、「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」。

なぜこれが必要かといえば、企業は社会で利益をあげ多大な影響力を持つので、営業活動の範囲ではない領域に対しても、その利益の一部と力を活用し一層社会貢献につながる行動をすべき、という考えに基づくものです。環境、教育、保健衛生など様々な分野があり、名だたる企業はやってますので、ぜひ調べてみてね。

 

OTLも立ち上げから5年経ち、OTSも増え、まだ店舗数は少ないとはいえ、世間から注目を集める会社となった時、

とても大事なのはやはり、

企業理念、

働く人のマインド、

お客様や社会に対する姿勢、

だと思っています。

                                                        

たとえば、単にプラストロー問題という俄かに注目を集めている問題に短期的に対応するだけでなく(検討はしますけどね)、

会社として社会や環境に対してどんなスタンスで向き合っていくのか、という『考え方』が大事だなと。

 

スタバの話に戻ります。

お話くださったのは本社で専属の環境対策チームを立ち上げからやっている普川マネジャー。

ピーク時はチーム4名、現在は専任2名体制。

システム部門から社内公募に手を挙げて異動したという気さくで熱意にあふれる方 ^ ^

 

興味深かったのは、この数年で運用を始めた『コーヒー豆リサイクル』活動。

<活動内容はこちら>

https://ideasforgood.jp/2018/07/19/starbucks-coffeebeans-recycle/

 

 

これのポイントは、自分たちが普段扱っている『メインプロダクト』であるコーヒー豆を基点にしていること。だから自分たちがやる意義が良くわかる。

ただ廃棄を減らすだけでなく循環までのサイクルをつくったことで、スタッフ自身も扱う商品への愛着が一層わくこと、そしてそういうストーリーをお客様とも共有できること、だそう。

 

さらに私が感銘を受けたのは、チームでこの活動を立ち上げた時の彼らの考え方で、

『1つ1つのアクションは小さくても、日本に1000店以上の店舗があるのだから、店舗にいるスタッフが環境問題について意識し発信するだけでも、お客様に知ってもらうきっかけにはなると思う。それが企業としての影響力の本質だと思う』ということ。

 

社会貢献、というとつい、すごいことをしなくてはならない、多額の寄付を、などと考えがちですが、

私たち店舗ビジネスの強みである、「毎日、ものすごい数のお客様とリアルな接点がある」ということを忘れずにいたいなあ、と気づきました。

スタバの規模には遠く及びませんが、現在の14店舗でも、毎日、数千人のお客様とコンタクトするわけです。

そこでスタッフひとりひとりがどんな意識で働いているか、例えばモノを大事に扱っているかとか、ゴミや廃棄を減らそうとしているかとか、

そういうことから、環境への意識も相手に伝わっていくんじゃないかな~と。

 

ちなみに、お茶を毎日これだけ扱っているうちとしては、いつか茶ガラのリサイクルはやってみたい!

と思ったのは言うまでもありません。ちゃっかり情報もいただいてきました。

 

コーヒー豆リサイクルは、構想と実証実験に3年以上、スタートして4年。国内250店舗あまりに拡大しているそう。

3年かあ…時間がかかること前提で、今から考えていかなくては!

そして同時に、日々、足元からできることを。