今日も、シアトルからお届けします。
Yukakoです。
最近、瞑想(メディテーション)の効果がメディアで話題になってるよね。
ヨガをやってるし、もともとスピリチャル系好きな私は前から瞑想の事に興味を持っていて、瞑想のMeetUpへ参加してみたりとちょっとだけかじったりしてました。
それに拍車をかけたのが、私が週末の朝に見る
ABCのニュース番組"Good Morning, America"のキャスター、ダン・ハリス(Dan Harris)
の話を聞いてから。
若かった頃の彼、早く大きな仕事につきたかったため、危ない仕事をつぎつぎに引き受け、
戦争シーンへ取材に行き大ストレスを背負ってアメリカに戻ってきた後に、
レクリエーション・ドラッグの中毒となり、
テレビの出演中にパニック障害を起こして、やっと自分は普通でないことに気が付く。
そこで見つけ出したのが”瞑想”
ジャーナリストらしく、いろんなスピリチャル・リーダーの話や教えを勉強したそうですが、
結局一番納得できたのが、
ダライ・ラマの話だったそうで、
仏教における考え方がぴったりきたそう。
かくして数年の瞑想トレーニングを得て、パニック障害も克服し、
瞑想が全ての問題を解決してくれるわけじゃないけど、10%幸せになった気がする。。。
と控えめながらも正直なところにひかれたわけ。
と、
ちょっと前置きが長くなりましたが、
今回ひょんなことからシアトル高野山の和尚さん、太定さんを紹介して頂く機会があり、
すでに定期的にお寺で瞑想のクラスをやってられるそうですが、
これはいいチャンスと、シアトル婦人会(NWN)のみんなの為に特別にクラスをしていただくことになりました。
お寺フェチの私はこの日をとっても楽しみにしていたのでした。
シアトル高野山寺は、
夏に盆踊りをやる大きなお寺の近くにあって、すでに70年以上も続いておられるそうですが、
大きい方に比べると、
あんまりみんなに存在を知られていないかも。。
(頑張れ!)
瞑想の前に、まずは太定さんから
弘法大師の空海さんのことや真言宗についてのお話をしていただきました。
奥にはすでに座布が用意されている綺麗なフロア張りの部屋が。。。
中に入る前に、お清めのお香を掌にちょっとだけのせてもらいます。
それを掌両方でごしごしと摩り込むと。。。。
”いい匂い~’
膝の悪い方や、ミニスカートの方は後ろに椅子もあるのでそちらに座ってやることもできます。
まずは声を出す練習から
”阿”
”ああああああああああ”
慣れてくると、だんだん出す声も大きくなっていきます。
瞑想だけど、大きな声を出すことで、ストレス発散もしてるんでしょう。
自分達の声の響きを感じ取ってくださいと言われたので、
声を出すことより、音を聞くことに集中してみた。
全員で声を出し始めると、みんな違うトーンの声がまるでハーモニーのように一緒になり、
一緒に出してる声に寄って自分とがみんなとつながって、
そして、それが世界に繋がっていきます。
息継ぎをするのも各自それぞれなので、私達の声はリズミカルな曲の様。
”あああああ”
太定さんの鐘の音と共に、今度は静かに本当の瞑想に入る。
声を出さなくても、空中(宇宙)に響いて反射している声の事を感じ取るように努力してくださいとのこと。
瞑想の時間はあっという間に感じました。
今日は初心者クラスだったので、短いクラスだったのは事実ですが、
もっとこの空間で、響きを感じていたいなあ~と私は思いました。
瞑想が終わった後は、太定さんがみんなにお茶をご馳走してくださいました!
しかも、貴重な高野山の葛を使って作った白玉餡まで出していただいて。。。
うまうま~!
本日は時間が限られていましたが、
太定さんはとっても気さくな方で、お話をもっと聞いてみたい。。。
いつもの瞑想のクラスには、大学の哲学科の教授や、芸術家の方などいろんな人がいらっしゃるそうで。。
私も時間を作れたらまた来たいと思います。
2010年の夏に、日本の高野山を両親と訪れるチャンスがあったんだけど、
お年寄り向けのバス・ツアーだったので、ぐるっと回るだけの時間しかなくて、
もっとゆっくり座禅をしたり、写経する時間があったらいいのになあ。。と思いました。
短い時間とは言え、ハイライトはやっぱり
弘法大師があの扉の向こう側にいる(?)という一番大師に近い場所に立った瞬間では?ないでしょうか。
彼も、
”瞑想をして生きたまま仏になった”
という事ですから、
瞑想者の頂点ですよね。
アメリカにいると、宗教を語ることが日常茶飯事ですが、
アメリカに来たばっかりの時の私の返事は
”私は無宗教よ~”
だったんですが、
最近では堂々と”私は仏教徒よ~”と答えます。
今日は。。。
私は間違いなし”仏教徒”だわ~
と実感した一日でもありました。
お寺って、落ち着くわ。。
ハッピー・メディテーション!