2月になりました~!
皆さん、体調はいかがですか?
毎日寒さが本当に厳しく、子どもたちはもちろん親の私たちもインフルエンザで
ダウン!という情報をよく耳にします![]()
今年は大流行のようですね![]()
「インフルエンザ」と聞くだけで、必要以上にこわがっているママさんもいるようです。
今日は松阪市の救急医療を担う
いおうじ応急クリニックの良雪ドクターにインフルエンザについて聞いてみました。
Dr,りょーせつです。
インフルエンザが大流行中ですね。
地域のママさんから、「インフルエンザが怖い!」
「子供が初めてインフルエンザになってパニック!」という声を聞きました。
いろんな情報がある中で、何が正しいのかわからなくなっている方もいると思います。
ただ、今のテレビ等で言われているインフルエンザの情報は、かなり大げさかつ不正確な部分が大きく、そのため非常に怖い印象を与えていると思います。
今回は、医師から見る「正しいインフルエンザの怖がり方」をお伝えします。
医師から見たインフルエンザは、一言で言うと「ちょっとしんどいただの風邪」です。
確かに感染力は強く、家族の中で広がったり、急に数日間休みをとらなければならなくなるのは問題です。
しかし、風邪と同じく特別な治療や投薬はほとんど必要ない病気です。
【インフルエンザって怖い病気なの?】
インフルエンザに罹ると高熱が出て、体が普通の風邪に比べてしんどいと思います。
しかし怖い病気とは言えません。
命に関わること、後遺症を遺すことは、ほとんどなく、たいていは寝ていれば自然に治って元気になるからです。
確かにニュースになるように、ごくごく稀に子供が脳炎等を起こし死亡したりする事はあります。
しかし、それは年間でも全国で50人に満たないくらいです。
インフルエンザの子供の罹患者数が年間500万人弱と言われますので、確率としては0.001%です。
ちなみに、よく「風邪」と見分けがつかず誤診される百日咳やおたふくかぜの死亡率は、0.2%、0.01%で、それぞれインフルエンザの200倍、10倍です。
交通事故での日本人の死亡率は0.004%と言われていますので、「インフルエンザは怖い病気だ!すぐにも医者にかからなければ!」と言う話ならば、
「街を歩くのはいつ車にひかれるかわからずとても怖いこと」と言うことになり、とても出歩けません。
【インフルエンザの鼻をホジホジする検査、本当に必要?】
インフルエンザの痛い鼻ホジホジ検査、嫌な方も多いと思います。
結論としては、「ほとんどの場合必要ない」です。
その理由は、あの検査、実は60-70%くらいの精度しかないからです。
より正確に言うと、本当にインフルエンザで十分発熱から時間が経過していても、30-40%のケースは検出されません。
それでも検査をしたい、という人もいますが、実はインフルエンザの人が周囲にいて、
咳と発熱がある場合、80%の人がインフルエンザという統計があります。
つまり上記のような症状があれば、検査よりはるかにインフルエンザと診断して正確なのです。
このような症状の人がインフルエンザの検査をすることは、お金と苦痛の無駄以外の何物でもありません。
また後述しますが、インフルエンザの薬はそれほどの効果がないため、検査が治療にもそれほど役立つわけではありません。
では検査が必要なのはどういう時かというと、これは医師の考え方にもよりますが、
「インフルエンザっぽくない重病かも知れないから、インフルエンザを否定するため」
「重症の時に適切な薬を選ぶため」
には必要かもしれません。
そういった理由以外には必要ない検査と言えます。
【インフルエンザの薬は必要なの?】
インフルエンザと診断されると、タミフルなどの抗インフルエンザ薬が処方されます。
このインフルエンザの薬、実は思っているより効果はありません。
インフルエンザの薬の効果は、「熱が下がるのを本来よりも半日早くする」という程度です。
内服をすることで脳炎や肺炎等の重症化を防ぐというデータはありません。
逆に、副作用で嘔吐等の症状が出ることがあり、水分摂取等ができなくなることが
ります。
元気であれば薬を飲まなくても、インフルエンザはほぼ自然に改善します。
ではどんな時に薬が必要かというと、「子供が5歳未満の時(特に2歳未満の時)」、
それから高齢者や肥満、もともと何か病気のある方、喘息のある子などです。
そういった場合は免疫が弱いこともり、薬を飲むことが推奨されています。
【結局、インフルエンザにかかったらどうすれば良いの?】
まずインフルエンザかも?と思ったら、咳・発熱・周囲の流行があるかどうか見てください。
それがあればほぼインフルエンザで、検査するよりも正確です。
元気があって食事も食べられていたら、学校の指示などがない限りは受診の必要はありませんから、翌日から5日間休みましょう。
小さな子、高齢者、もともと病気があったり、そうでなくともぐったりして元気がない、
水分がとれない等の症状があれば病院へ受診をしましょう。
インフルエンザの検査は医師によってされないこともありますが、必ずしも必要ではありません。
また、インフルエンザの薬も場合により処方されませんが、無用な副作用を避けるための誠実な医師の処方方法と思います。
後は暖かくして、辛いようであれば解熱剤だけ飲んで休むことをお勧めします。
医師によっていろいろな見解があるかもしれませんが、
最近のインフルエンザの患者数の増加にともない、情報に混乱しているママの声をたくさん聞きました。
参考になればと思い、いおうじ応急クリニック 良雪ドクターにお聞きしました。
ママにとって、子どもの高熱はいつでもドキドキしてしまいますよね。
まだ寒い日が続きます。
くれぐれも皆さん、お大事になさってくださいね![]()