大切な人の死から、日々を投げやりに生きる少年「卓也」。
不治の病から入院したままになっていた同じクラスの少女「渡良瀬まみず」。
幼馴染か、クラスから少女のために書かれた寄せ書きを渡すことを押し付けられたのをきっかけに、卓也はまみずと出会った。
余命わずかな彼女には、死ぬまでにやりたいことがあることを知り卓也はそれがどうしても気になって彼女の代わりに実行する約束をした。
その約束から、二人の距離は縮んでいくが
まみずの余命も、確実に迫っていてーー
感想
詳細は伏せますが、まみずのやりたいことリストを叶えていく卓也が最高に面白かったです。
あれはまさに苦行だと思います。
最初はサクサクと笑い混じりに読めましたが、後半になるにつれ胸が苦しくなっていくような心理描写。タイムリミットが近づくにつれてどんどん壊れていく二人に、涙が止まりませんでした。
けれど、最後は救いがあって。
苦々しくもさっぱりとした読後感。
頑張って生きていこうと思える物語です。
生きること。死ぬこと。
それがどういうことなのか。
見失ってしまった人にこそ読んでほしいラブストーリーです。
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