宇都宮の餃子はやっぱりおいしいなって思った。
タカオです。
明後日から、北関東遠征に行きます。
ナオミは一足早く、今日、群馬で新聞社などを巡っていて、残されたメンバーは、明後日、栃木でナオミと合流の予定。
そして、その後は、茨城へ。
この本の反響は、友人はもちろん、mixiやアマゾンからもなんとなく伝わってきてるけど、果たして僕たちの想いはどこまで届いているのか、ということも含め、(そもそも書店に本があるかどうかもわからないし)明日から、気合を入れて北関東を巡ってきます。
(余談だけど、『本を読んでちょっとだけ○○って人のマネして、頑張ってみようと思いました』って、感想を目にしたりするんだけど、実は、僕らの北関東遠征も本に「出版」で載ってる中島さんのマネです笑。だから、本を読んで、『オレには無理だー』とか思わないで、気になったことを参考にしてみるくらいの姿勢でもいいんじゃないかな。なんて、ちょっと偉そうですいません)
この本の公式の書評には、高校生、大学生、そしてその親へ、といったメッセージが書いてあります。もちろん、その人たちに伝えたいことがあるからこの本を作りました。まぁ、でもそのなかでも特に誰に、ってのがメンバーそれぞれあると思うんだけど、僕の場合は、”地方に住んでる高校3年生”に一番読んで欲しい。
僕は、地方の駅もないような田舎町で育ったんだけど、都会に憧れ、田舎町から県庁所在地へ、県庁所在地から東京へ、って徐々に、のぼってきたおのぼりさんです。
そんなおのぼりさんだけど、実は、高校3年生の6月くらいまでは、大学に行く必要性なんかも見出せず、地元の仲間たちとなんとなく楽しく日々を過ごしていればいいや、くらいに思ってた。
けど、結果的に、進学校ということも相まって、周囲の雰囲気に流されて、受験をすることに。
受験しないとなんとなく気まずいし、なんとなく東京に行きたいから頑張ろう、くらいのモチベーションしかなく、偏差値云々よりも、渋谷にあるというイメージだけで、第一志望は青学。
そんなんだから、受かる訳もなく、適当に受けて受かった大学に行ったんだけど、いざ、上京してみたら、いままでの18年間は一体何をしていたんだ、と情けなるくらいに、東京の大学生たちは輝いていた。
そこでやっと気が付けたのが、“なんとなく惰性で生きる”んじゃなく、“なりたい自分になるために生きる”という生き方。
それで、まずは大学時代をリセットしようと、やらしくも大学を再受験して、いまに至るんだけど、そこで、ひとつ思ったのが、もし上京しないで、あのまま地元にずっといたら、一体自分はどうなっていたのか、ということ。別に、田舎がダメとかそうゆう訳じゃなくて、本当に心から“なりたい自分になるために”生きていけたのだろうか、って。もしかしたら、気付けたかもしれないし、気付けなかったかもしれない。でも、僕の場合は後者だったような気もする。
それに気付く機会は、色々あるけど、まずはわかりやすいところで、上京という選択肢、そのための大学受験でも全然いいと思うんだ。
それを、この本を通して、少しでも伝えられたら、と。
個人的かつ感傷的なことを言ってしまえば、環境が変わると、付き合う人間も変わる訳で、そうすると、それに影響されて自分も少しずつ変っていくと思う。この5年間、大学生になった僕と、地元で働き出した仲間たちとの間には、きっと共有できない感情や経験が、少しずつ、本当に少しずつだけど、できてった気がした。だからといって、高校3年間、一緒に過ごした事実は消えないから、いまでも大切な友達だと思ってるけど、友達なのに、生活環境が違いすぎて、共有できない感情があるってのは、すごい寂しい。
だから、僕は、この本を、あの日の僕らに届けるつもりで作った。
あの頃、この本があったら、きっと僕も含め、いまとは少しだけ違う未来があったんじゃないかなぁ…。