書店めぐりは楽しいなと思った。③
“うっかり”チームが“うっかり”自分の本を買ってた頃、
“ひょっこり”チームが“ひょっこり”エロ本屋にたどり着いた頃…
“ずっこけ”チームは高田馬場にいた。
タカト「カナダってさー、お酒好き?」
カナダ「好きですよー。なんで?」
タカト「オレ、バーテンなんだよー」
カナダ「知ってますよー、店行ったことないけど」
タカト「今度来いよー」
カナダ「えー、行きたい」
タカト「来いよー」
カナダ「行きますね」
タカト「来いよー」
カナダ「…う、うん」
ぎこちないふたり。
いたずらに高鳴る鼓動。
春先の高田馬場は、新生活の準備に追われる人たちで、まるでお祭りでもやっているようだった。
ドンッ。
カナダが通行人にぶつかり、よろめく。
タカト「大丈夫か?」
カナダ「う、うん」
タカト「オレ、の少し、後ろ歩けば?」
カナダ「えっ?」
タカト「ほら、そうすれば、人あたんないじゃん」
カナダ「う、うん」
書店に着いた。
もう、本なんてどうでもいい。
この時間がずっと続けばいいのに…。
タカト「本、たくさんあるね」
カナダ「う、うん」
・・・そんな感じで、ふたりがデートと勘違いしながら、書店をめぐり、平積みされてる本を、ふたりの思い出写真のように、自慢げに撮って、メーリスに流した写真を見て、思わず、“ずっこけ”ましたよ。
これね、たぶん、50冊×2で100冊平積みになってるね。
この写真を見て、色んな期待やら、責任やらをみんなひしひしと感じた。
そして、“うっかり”も“ひょっこり”も36時間寝てないにも関わらず、入荷数と棚を確認し、販促用のポップを店員さんにお願いするなど、必死に本屋をめぐった。
“ずっこけ”チームのその後は…
また、次回。
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