本を手にしてみての感想
いつか、どこかで誰かが言った。
『今、ここ、にあなたがいることさえも、
あなたが自ら掴み取った未来なのです』
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総書記です。
子供を生んだことはありますか。
小さな、無防備な、その存在のすべてを世界に投げ出した存在。
そのくせ大声で、それこそ世界中に自らの声を届かせようとばかりに声を上げ続ける。叫び続ける。
生み落としたものが、名前をつけなければ、それがなんなのかもわからない存在。
生み落としたものが育て上げなければ、そのまま手の届かない世界に帰ってしまうような存在。
もうね、かわいくて仕方がないの。
超愛してる。
テルミー!!
はじめて見た時、どうしていいかわからなかったもん。
愛おしすぎて。
世界中の人種差別を笑い飛ばせそうな深い緑色のボディ。
ずっと撫でていたくなるようなスベスベした肌触りの良さ。
小柄だけど、全身から風格を漂わせている。
一生手離したくない。
こいつを粗末にするヤツがいたら精肉工場に送ってやる。
あらゆる試練に耐えて、巨大化して、世界にその思いを届けてほしい。
そりゃあ、実の親だから欠点にもすぐに目がいってしまう。
完璧な存在なんて世界にないことくらい、23年間もこの世界で生きていればわかる。
昔、母親に言われた。23年前の秋、聖母病院の産婦人科で生まれたばかりのぼくは大人気だったらしい。
病院中の看護師、医師、他の入院患者が見に来たくらい、奇跡的にかわいらしい赤ちゃん。
今日までぼくは母親の昔話を、誇大妄想くらいにしか思ってなかった。
でもね、仕方ないんだよ。
子供が生まれてしまうとね、親はなってしまうんだよ。
バカに。
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はい、本が届いた時の感想です。
親バカですが何か!?
でも、まぁ、一晩経って、冷静になって見ても、やっぱり良い本だと思います。
なんて言うか、一生懸命に生きてきた大学生のお話と、好きなことを好きなようにやるための簡単なノウハウが20本。
あと、そんな大学生の生き方が社会からどう見えているかを有名企業の採用担当者や、早稲田大学の教授に書いていただいたコラムが5本。
そして、買って、読んでみないとわからないスペシャルコンテンツが3本。
いろいろキズも多いけど、今のぼくたちができる最高の表現であり、今のぼくたちがしなくてはいけない表現だ、そんな思いは、いささかも揺るぎない。
何とかして一人でも多くの人の手元に届けたい。
何とかして一人でも多くの人に読んでいただきたい。
何とかして一冊でも多く買っていただきたい。笑。
例えば、進むべき道を探してる大学生に。
例えば、大学に行くことの意義を見い出せない高校生に。
例えば、子供が外で何をしているかわからない親の方に。
きっとこの本は何かのヒントになると思います。
信じています。
大学生何人かが半年間必死で走った足跡が、このblogです。
辿りついた場所が三月十日から、全国の書店にならびます。
なんでもいいから、見てやってくださいな。
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冒頭のことばは、『裏方』クリエイティブディレクターMIUが、イベント『新入生歓迎会~GetTheFuture~』のパンフレットの冒頭に寄せたことばです。
◎本を買ってみる