誰かのせいにしたり嘆くのではなく、自分自身へ意識を向け、自らの責任と思いでそこに徹する | 部下との人間関係が劇的に変わる箱の法則

誰かのせいにしたり嘆くのではなく、自分自身へ意識を向け、自らの責任と思いでそこに徹する

職場でいろいろと問題が起こるとき、このような感情が芽生えますね。


「怒り」


この「怒り」という感情は得てしてあまりよくは捉えられていませんが、先日、こんな言葉に触れる機会がありました。


「義憤(ぎふん)を感じる」


義憤とは


・道義に外れたこと、不公正なことに対するいきどおり


ということ。


私が触れた言葉はこの方のものでした。


能美 輝一(のうみてるいち) 能美防災株式会社創業者


大正12年9月1日、京浜地区を中心に死者9万1千余人、行方不明1万3千余人、負傷者10万4千余人に上った関東大震災。


その中でも東京本所横網町の陸軍被服しょう空地における被害者は実に4万人といわれ、そのほとんどが火災によるものだったそうです。


その惨状に際して、能美輝一翁は

四万人もの人間がこの狭い地域において瞬時にして死んだが、これは地震のためではなく火事のためである。


すなわち火事の威力がいかに大きいか驚くと同時に、その火事を防ぐことの必要は、国民生活と直結した日々の重要な問題であるので、ひそかに義憤を感じると同時に直ちに火事の研究に乗り出すことを決心した

と自叙伝の中で述べているそうです。


ここから能美輝一翁は私財を投げ打って、国民の安心・安全のために防災事業に心血を注ぎます。


実に約20年もの間、赤字の事業だったそうです。


でも諦めなかった……。


そして今現在、私たちが安心・安全に暮らせる生活があります。


私はこの言葉、とくに輝一翁の「義憤」という言葉に触れたとき、


「何に怒りを感じたのだろうか……」


と思ったのです。


地震、火事……


いや、その当時の体制やインフラへの怒り?


いや、一人の人間として火災ということへの無知、そして何もできなかった無力感だったのではないだろうか。


つまり、自分自身への怒りではなかったのだろうかと私は思ったのです。


輝一翁の正義感や良心がうずいたのではないだろうか……と。


誰かのせいにしたり、嘆くのではなく、自分自身へ意識を向け、自らの責任と思いでそこに徹する。


私もまだまだ不完全な人間ですが、自分自身の正義感や良心に背くことなく生きたいと思いました。



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