上司のみなさん、「いつも」という言葉は要注意です
こんにちは、「関係力」コーチ・佐藤真一です。
さて、先週は新卒採用について私の経験をもとに書きました。その中で「~したい」や「~だと思う」という未然のものではなく、「過去の事実」=実績の情報を収集する と書きました。
で、これは採用面接だけではなく、職場での実績評価の面談やレビューでも有効なんです。
「いつ?」
「どんな状況で?」
「誰と?」
「どうしたの?」
「どういう意図で?」
「それで、どうなったの?」
「他には?」
といったシンプルな質問で部下の過去の行動を聞いていきます。ほとんど部下に話してもらうんです。
すると、実際に行動していた部下は、ストーリーがあり、リアルに話してくれます。そうでなかった部下は、答えに窮したり、抽象的な表現が目立つんです。
とまあこんな感じです。 ここで、「いつも」「ほとんど」という言葉は要注意です!この言葉が出てきた時には、ちょっと疑ってかからないといけません。「私はリーダーシップを発揮してチームをまとめていました。」
「例えばどんな時にそうしていましたか?」
「どんな時と言われても…。」
「一番困難だった時のことだけでいいので、教えて下さい。」
「いや…、いつもです。いつもリーダーシップを発揮して頑張っていたんです。」
「さとうさん、疑うって…、箱らしくないんじゃない?」
と思われるかもしれませんね。
でも、私はこういう思いでやっていました。
部下は私のシンプルな質問を受けて自分の行動を振り返ります。そして、自分の言葉で話しているうちに、その言葉でを自分で聞いて気がついていくんです。それは、できていたことも、できていなかったことも。
「あっ、私はこういうことをこういう思いでしてきたんだ…。」
「あっ、やっていたと思っていたけど、意外と出来ていなかった…。」
という感じですね。それを定期的にレビューしていくわけですね。
そして、望ましい行動とそうでない行動を部下は自ら気づき選定していきます。自ら気づいてしまった時に、モティベーションが大きくなるわけです。中には望ましい行動も忘れてしまっている部下もいます。それを思い出させてあげるんです。上司はそのサポートをするだけ…。
さあ、私がどこに意識を向けていたのか、もうおわかりですね。