人として愛し続けます | 部下との人間関係が劇的に変わる箱の法則

人として愛し続けます

こんにちは、「関係力」コーチ・佐藤真一です。

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私のコーチングのクライアントである組織のトップがいます。先日のセッションでこんなことがありました。


「さとうさん、ちょっとたいへんなことがあって…」


「どうしました?」


「実は…部下がちょっと不祥事を起こしまして…。」


「そうですかぁ…、それで?」


「裏切られたんです…。オレも、他の社員も…。」


「そうでしたか…。たいへんでしたね。」


「で、そいつを会議室に呼びました。本当に頭に来たんで…。
 それで一発、思いっきり殴りました。」


「そうですかぁ…。」


「でもですね、オレ決めたんですよ。」


「何を?」


私は、社内のルールだとか社会人としての自覚だとか、そういう話になるかなぁと思っていたんです。でも、違ったんです。


「オレ、絶対こいつを一人前にするって決めたんです。

 だから…

 一発殴った後、すぐにそいつを抱きしめました…。
 そいつは号泣してました。オレも泣きました。」


「そうだったんですね…。」


「オレ、そいつを人として愛することを決めたんです。
 だから、そいつを辞めさせないで、絶対に一人前にするんです。
 すべてはトップのオレの責任です。オレのいたらなさです。」


自分のクライアントながら、彼の話を聴きながら、

心が震えて、涙が出てきました。


その後、彼はその部下のご家族にも、ご両親にも会いに行って、同じことを伝えたようです。彼はさらに、


「そいつにはいい勉強をさせてもらいました。
 自分も成長できたと、今では心から感謝しています。」


と言っていました。


彼は人の顔を殴ったのは何十年ぶりだろうとも言ってました。その時の彼の気持ちを思うと、どれほど殴るほうが痛かっただろうと…。


「寛容であれ」ということではありません。


どれだけその「人」すべてを受け入れられるか、受けとめられるか、


そして最後に問われるのは、相手ではなく、「自分のあり方」、これなんですね。


トップの彼とその組織をサポートできることに心から喜びを感じています。



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