偽りの幸福感 | 部下との人間関係が劇的に変わる箱の法則

偽りの幸福感

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さて、ここ で解説した「共謀」ですが、もう少し補足をしておきます。


Bさんもちゃんと仕事をしてもらいたいと思っている、
スタッフもちゃんと仕事をしたいと思っている、


なのに、実際にはその方向へ向かわずに、お互いにそれを妨げるようなことをしてしまうとお伝えしました。Bさんは、スタッフを怒鳴ったり、イヤミを言って委縮させていました。


Bさんは、スタッフに


「ちゃんと仕事ができるようになってほしい。」


と思っています。


でも...


本当にそう思っているでしょうか…?



それならどうしてスタッフがわざわざ反対の行動をするようにしてしまうのでしょう...。


そして、スタッフが仕事ができるように変わった時、心からそれを認めずにこんなことを言ったりするのです。


「もっと早く変わってくれればよかったのに...。」


素直にそれを喜べないんです。


どうしてだと思いますか?


それは私たちが「箱」に入って相手を非難すると、その非難することを正当化し始めるからです。


そして、相手が非難を受け続けるにふさわしい人である必要が出てくるわけです。


さらに、その状態に相手をも巻き込んでいきます。


Bさんもスタッフから非難されるほうが都合がよくなるわけです。


スタッフがやる気を出してくれず、ちゃんと仕事をしてくれないほうが都合がよくなってしまうんです。


なぜなら、スタッフを非難することの正当化が成り立つからです。


そして、へんな心地良さを感じるのです。


いつしかスタッフが失敗すると


「しめしめ...。」「やっぱりね。」


とほくそ笑み、スタッフが成功すると


「ちぇっ...。」


と心の中で呟くようになるのです。


これによって本来の目的は達成されず、幸せではないのですが、Bさんは正当化され、偽りの幸福感を味わえるのです。これが「共謀」の本当の恐ろしさです。


本当は助けたい、応援したい、協力したいと思っている相手なのに、相手の失敗が心地よく、相手の成功が苦々しく思えること。


あなたも経験ありませんか?




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