哀しい時代
僅かな希望を寄せ集めて
今日も満員電車に揺られ
疲れた身体と心を引きずり
家路に着く
テレビではニュースで私達と同じ顔をした外国人が
我が祖国の国旗を燃やし、踏みつけている
哀しい時代
何故分かり合う事が出来ないのか
何故これ程までに憎しみを募らせるのか
誰が裏で絵を描き
誰が裏でほくそ笑んでいるのだろうか
世の中には信じられない程、悪い人間がいる
金と欲に心まで売り払った人間がいる
騙されても、騙されても、まだ信じようとする悲しい人達もいる
哀しい時代
曖昧さが優しさだと誤解出来る時代
コメンテーターなる偽者が、平気で内容の無い言葉を喋れる時代
ワイドショーの片寄った断片的な知識で、選挙に一票を入れる時代
平気で嘘をつく政治家を、のさばらせている時代
幼児を家に残し、遊び呆けて、母親を待ち続けた大切な大切な命を奪ってしまう時代
闘う事の真の意味が忘れさられようとしている時代
こんな時代
悲しい程に人の醜さが見えてしまう
哀しい時代
だが…
どんなに哀しくても
切なくても
苦しくても
愛する事を止めてはいけない
それが、自分の生きている証しなのだから
愛しきる事で、自分もまた救われるのだから
なあ…