はい、ごきげんよう!
今日の日記を担当するのは、今回のキャストで唯一のド素人の団長です!
最初に軽く自己紹介させていただきます。
僕の活動の中心は音楽で、一里塚華劇団というロックバンドでボーカル、作詞&作曲、プロデュースをやっています。他には、ラジオDJをやったり、トークショー、執筆活動など、アーティストとして非常に楽しい毎日を送っています。このたびの公演で「役者」という新たな分野に挑戦できることに、とてもワクワクしています。
さて、自己紹介はこのへんにして、そろそろ稽古場での様子について書かせていただきますね。ずいぶん先の話のように感じていた公演ですが、なにげに本番まで1ヶ月を切りました。今週からは、週5日(!)のハードな稽古に励んでいます。全体にいい感じに調整できているのではないかと思いますが、僕は未だに日々カルチャーショックを受けています(笑) というのも、僕の住む世界とは練習方法から何から、かなりかけ離れているからです。僕はライブにせよ、ラジオにせよ、トークショーにせよ、基本的には練習なしの一発勝負の世界に生きています。ライブの場合は、曲の練習だけは一通りやるので一発勝負とも言い切れない部分もありますが、それはあくまで確認と調整のためであって、ライブ同様の超ハイテンションでリハをやることは、まずありません。っていうか、できません(笑) お客さんとのやりとりがあってのライブですので。
一方、芝居の場合は、稽古場でも常に100%を求められます。というのも、セリフ、演技、他のキャストとの絡みなど、チェック点がいくつもありますし、基本的には“見せる”ものですからね。ごまかしが効かないので、当然入念な稽古が必要になります。なんて言うんですかね~、中距離走に似てる気がします。かなりの速度で長い距離を走る、って感じですか(笑) ゆえに一度走るとかなり消耗してしまって、同じ場面をやり直すと確実にエネルギーが落ちているのを感じます。今までは瞬発力と集中力=短距離走で十分勝負できましたが、芝居はそれだけでは厳しいです。早く“中距離走の感覚”をマスターしたいですね~。
と、まぁそんな感じで日々いろんなことを感じたり発見したりしながら、稽古場を堪能しています。他のキャストもみんな味のある人ばかりですし、スタッフもとても熱心でいい人たちです。楽しいですよ!
では、本番をご期待ください!