【開発部より】キャラクターに魂を込めること、それがアニメーション! | アイドルマスター公式ブログ

【開発部より】キャラクターに魂を込めること、それがアニメーション!

全世界のプロデューサーの皆さん、はじめまして!
アイドルマスター2のアニメーションリーダーを担当しました、柴田です。


皆さん、アニメーションに関してもパワーアップした「2」を楽しんでいただいていますか?

今作では、アイドル達が最大5人でダンスを踊ってくれるようになったわけですが、実はこれ、単に踊り手が2人増えただけというわけではありません。


アイマスのライブでもお世話になっている、玉ちゃん先生と打ち合わせを重ね、振付の方向性やその密度など、ダンス自体も「2」としてかなりパワーアップさせています。


その分、作る手間もアップしているのですが、それを上回る愛で作り込んでいますので、お手軽にステージシーンを楽しめる、S4U!モードで堪能していただければと思います。



さて、一方で、営業などのコミュニケーションパートでのアニメーションもパワーアップしています。
今回はこの、通称「コミュモーション」について書いてみたいと思います。


「2」になってのパワーアップといえば、まずはやはり、貴音と響という二人の仲間が加わったことです。彼女達のデビュー作の「SP」から、印象に残るアニメーションを継承しつつ、新たに「2」の世界に馴染むように作り込んでいます。


貴音は優雅でときに凛々しく、響はやたらと元気に、それぞれのイメージに合わせ、これまた担当者の愛によって生まれ変わった二人を可愛がってあげてください!
アイドルマスター公式ブログ



もちろん、ジュピターの面々も忘れてはいけません。
そういえば、明後日は鬼ヶ……冬馬の誕生日ですね、おめでとう!
アイドルマスター公式ブログ



また、皆さんの前に走ってきたり、衣装を変更した際にクルっと回って披露したりと、おなじみのアイドル達のアニメーションも多彩になりました。

これらはプロジェクトの様々なセクションからの要望を集め、新しく追加していきました。

例えば、上記の動作は演技付けを行うスクリプト班からの要望です。
「じゃんけん」や「えい、えい、おー!」などは仕様班からですね。


それ以外のアイドル固有の動作になると、各班と打ち合わせつつ、基本的にはアニメーション班が考えていきます。でも、アイデアが浮かぶかどうかは完全にアイドル次第です。
律子のツッコミや春香の「コツン」などは、比較的あっさりとネタが生まれました。


一方、思い浮かんでも、実際のネタにするのに苦労したのは雪歩です。
やはり、「穴掘って埋まってますー」なアニメーションをさせてあげたいのですが、スコップもドリルもありませんし、肝心の地面は大抵、画面外です。
様々な議論が交わされた結果、割と普通に頭を抱えてしゃがみ込みつつ、画面下へ消えていく動作になりました。あまり尖った動きを作ってしまうと、スクリプターが使い辛いものになってしまうからですね。


ちなみに、画面外の雪歩はこんな感じです。
アイドルマスター公式ブログ


中には他セクションからの要望も、元になる台詞もない中で生まれた動作もあります。
例えば、真のグッと前に身を乗り出す動作。
アイドルマスター公式ブログ



他のセクションからの要望は他の動作で満たした後で、台詞やくせに関わる動作も既に一通り入っていたため、アニメーターが思いつく一番効果的な動作を、ということになりました。


候補自体は、私自身が「無印」から真のコミュモーションを担当していることもあり、色々と出てくるのですが、「これだ!」というものに絞るのは結構難しいものです。


というわけで、真の音声収録に顔を出したり、過去に真のスクリプトを作成した方にヒアリングしてみたりしつつ、最終的に入ったのがあの動作でした。キャラクターを押さえつつ、可愛い動作になっているのではないでしょうか。



さて、最後は知る人ぞ知る「はるみちゃん」のライバルとして開発ツール上に現れた新星、「ほっくん」の初お披露目で締めとしましょう。


今回、ジュピターのアニメーションは彼の協力で作成しました。

アイドルマスター公式ブログ



今後とも、アイドルマスターをよろしくお願いします!