こんばんは。

今日、関東の教員である後輩からある一冊の本が送られてきました。

その本のタイトルは「ダブル・ゴール・コーチング」というものです。
なんだ?と思いましたが、読んでビックリ。大変感銘をうけました。著者はジム・トンプソン。序文はフィル・ジャクソンです。特定非営利活動法人スポーツコーチング・イニシアチブから発刊されたものです。

サブタイトルに「スポーツでも人生でも勝者になる人材を育成する」とありました。最初は何となく読んでいたんですが、徐々に引き込まれ読破しました。感想はコーチと選手の距離感が非常にわかりやすく、他人の経験であってもとても親近感の湧く内容でした。バスケットボールというスキルだけの話ではなく、人間として成長させる事も大変重要だなと。お恥ずかしい話ですが、何となく当たり前だろと思っていましたが、実際、敷き詰めれていたかというと、微妙です。私自身、人格者ではありませんが、バスケットボールを通して得たもを別のステージでも発揮できる能力を付けさせてあげたいものです。そうすれば自ずと上手になっていくのかもしれません。

あるブログで、「バスケは個の力が全て」と書いてあるものを目にしました。チームワークでは勝てないと。確かにバスケットに関して言えば一理あると思います。一人一人が伸びればチームは強くなります。ですが、そこにフォーカスしすぎる事は、間違えれば、傲慢で自己中心的な選手にもなりかねません。どれだけ目立つプレーをしてもチームが負けては意味がありません。そのようなチームを私はいくつも見てきました。結果、判断できていないのです。私は何度も言うようにスキルをもって判断できる選手が優秀であると思います。それは社会においても同じです。結局のところはチームスポーツであり一人ではできないスポーツであるとともに、社会性に適した人間でなければ人生は闘えないのです。上手くなる事は、即ち、人間力を向上する事に極めてイコールに近いのかもしれません。ここで私が思った1つの答えは、スキルだけ教えてもダメだと言う事です。ようするに、多くのスキルを教えても必ず通用しない時が来ると。だからバスケットボールはチームスポーツなのです。社会性を持ってバスケットに取り組む事は選手個人も指導者もあらゆる面から成長させてくれます。

頭で何となく思っていても言葉で表現するのは難しいものです。よりよい知識はいろんな情報や体験談を取り入れ、自分の言葉で表現していかなければいけません。これを踏まえ、選手だけでなく自分自身も成長していきたいです。

おわり。