GPA Patrick Depailler Replica Helmet ひさびさの工作 | カール・ケンプのブログ

GPA Patrick Depailler Replica Helmet ひさびさの工作

久しぶりに工作しました。


正確には「工作」と言うより「塗装」ですが。



あっ、ビートのバンパー塗装してたわ(笑)





数年前にネットオークションで入手したヘルメットがベースです。

コレをベースにレプリカヘルメットを作ります。



まずは縁ゴムなどを外し、サンドペーパーで足付けします。


そして、ストラップの固定リベットや、バイザーの取り付け部分をマスキングして、

ホワイトサーフェーサーを塗ります。


軽くペーパーで表面を均しながら、噛んでしまったゴミを除去。


そして「白」を塗装。



写真はここからです。


いろんな資料を眺めながら、ヘルメットのセンターと基準のラインを引きます。

私は鉛筆を使っています。


ラインがヘロヘロにならないように、左右対照になるよう慎重に引きます。


・・・てなことを言っていますが、ヘルメットの塗装は、後輩のジムカーナ用を塗ってあげたのが、15年ほど前。

「自転車は何年も乗ってなくても乗れるでしょ!」理論で、きっと成功するはず。


それにしても、資料によって様々。


76年の写真でもラインの位置などが微妙に異なります。




さて、最初のマスキングです。
ヘルメット1
ヘルメットは、ほぼ球体。

対して一般的なマスキングテープは平面なので、どのようにしてしっかり貼るかがポイントです。


今回は、カー用品店で「曲線も楽々のマスキングテープ」(本当はこんな名前じゃありません)を見つけたので、使用してみます。


昔からある、ちょっとシワシワな「曲線用」は、どうにも使いにくかった記憶があり、コレを採用決定しました。


ヘルメット2

塗装しないところをマスキングし、最初に「赤」を塗装。

ヘルメット4
マスキングテープはきっちり貼り付けたはずだったのに、マスキング失敗部分(顎)があります。


でも、ココは「ブルー」を塗るので、サンドペーパーをサッとかけて落とします。
ヘルメット3

同様に、再度マスキングして「ブルー」を塗装。(撮り忘れ)


塗装が乾燥するまで放置しますので、小物を制作します。
印刷
ステッカー作成。



プラモデルのデカールなどを参考に、原稿を作り、ステッカー用紙にプリント。

実際に使う訳ではないので、耐水性などは無視します。


乾燥確認後、マスキングを剥がし、縁ゴム、ステッカーを貼って・・・


と書けば簡単ですが、特に顎の「p.depailler」は苦労しました。

タミヤの1/12デカールを12倍すれば良いかな・・・なんて甘い考えでいたら、

書体が違う!


しかも参考にした写真は角度がまちまち。

更にグラフィックソフトを弄れる技術もないので、方眼紙に手書き(笑)してスキャン。

それをヘルメットの該当部分にあわせて倍率調整→印刷→幅広マスキングテープに貼り付け→デザインナイフで切り出し→一文字ずつ貼り付け


この為に「●眼鏡」買っちゃいました(笑)


バイザーステッカーの「elf」はさすがに手書き→スキャンは無理。

パワポとペイントを駆使して作りました。



そして完成!
ヘルメット完成

Patrick Depaillerレプリカです!


ちなみに塗料はソフト99の缶スプレーです。

70年代のシンプルなデザインなら、缶スプレーでも意外とイケます。



なぜ、突然ドゥパイエ(デパイユ)のレプリカヘルメットを作ったかと言うと、


P34と2
コレがしたかったので(笑)


P34のブログ(暫く更新していませんが)も書いているくせに、

今まで一度も本物を見たことが無い。


静岡に行くチャンスができたので、行ってきました。
P34と1

P34も、しっかり記憶に刻んできました。


小学生の時から、デパイユのファンである私としては、

30数年かけてやっと叶った夢。


大感動!!


行くと決まったのが約1週間前。

資料整理+ステッカー・ネーム原稿制作+塗装を一気にやっちゃいました。


人間、やる気になれば、何でもできる(笑)



本物のP34対面の感動を、1/20製作につなげたいな・・・

と思っています。


お楽しみに(?)



P34と4