1.要介護申請


家族に在宅介護が必要になったら最初にすべきこと、それは「要介護認定申請」。2000年に施行された介護保険法により、ほとんどの日本人は公的あるいは民間の介護保険に加入している。最寄の市町村役所の介護保険課に行き、「要介護認定申請」をする。それほど難しい書類ではないが、主治医が必要になる。入院した病院の医師や、かかりつけの医院の医師に「要介護認定申請」する旨を相談し、医師意見書を書いてもらうことを了承してもらい、その医師の名と所属医療機関名とその住所を「申請書」の当該部分に記入する。意見書そのものは市町村の介護保険課が当該医師に作成を依頼する。さて、「申請書」を提出すると、早速「訪問調査」の日取りを決めねばならない。市町村の介護保険課の職員が実際に要介護者のところに訪れ、認定調査を行なう。時間は概ね1時間以内で済む。後は認定を待つだけだ。公的な認定審査会の判定を経て、およそ1ヶ月程度で審査結果が届く。冒頭で要介護申請を最初に行なうこと、と書いたが、ここまで説明してきたことが何が何やらさっぱり判らない人の場合は、要介護申請をする前にケアマネージャーを探し、指示を仰いだ方が得策だ。ケアマネージャーについては次項。


介護保険 wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E4%BF%9D%E9%99%BA
要介護認定 wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%81%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%AA%8D%E5%AE%9A