生き方が守りに入ると、運勢はどんどん下がっていくものです。
長年、苦労して積み上げてきた財産や地位、人間関係などを失いたくないと思う気持ちは、わからなくはありません。しかし失うことを恐れて新しいことにチャレンジするのを避け、今あるものを守っていこうとすると、実はかえって、今あるものを失いかねないのです。お金は、銀行に預けておけば多少は利子がつきます。しかし人の運勢は、ちがいましす。預けておくと、利子がつかないどころか、ほかの誰かに使われて、どんどん減っていくのです。銀行に預けた自分の運勢を、さらに大きく増やすには、常に新しいことにチャレンジしていくことが必要なのです。【独り来たり独り去りて一も随
う物無し】と言う禅語があります。
【人間は、一人で生まれてきます。お金や地位や権力を伴って生まれてくることはありません。また死ぬときも、一人で死んでいきます。あの世まで、お金や地位や権力を持っていくことはできない】と言う意味です。
【裸一貫】が人間の本来の姿なのです。
そう考えれば、今持っているものを失うことを恐れる必要などないと思いませんか。新しいことにチャレンジする勇気が湧いてくるのを、感じませんか。たとえ財産や地位を失っても、本来の自分に戻るだけ。【攻め続けること】こそ、人生に成功する秘訣っす。