1Q84
AMAZON で予約しておいたのに、大型書店では発売日前に売り出されたと
ニュースで見て、クーッと悔しかったけれど、無事手元に届き読み終えました。
読み終えて最初に考えたのは、
主人公はすでに失われたものを探す旅に出なくてはならないのか
ということなんですけど。
まだ読み込みが足りないのかもしれない。
村上春樹作品は、いろいろな魅力があるけれど、
私は、とにかくストーリーを追いかけるのに夢中になれる。
今回のストーリーも、その点では申し分ない。
もう一つ印象的だったことは、登場人物の少女の名前が、
彼にしては非常に直接的なシンボルであることです。
孵化 と 孵り
全体としてはもちろん面白かったです。
「人間の内面の影」をこれまでの作品とはまた違った側面で
描くことに成功していると私は思いました。