my blogs. my diaries.-コップ




分からない病。

とある20歳の話。


全ては自分のためだった



最初はそのつもりだった




でも




長い年月をかけてそれは形を変えていき




誰のためでもなく、周りに合わせ取り繕う毎日へと変化した




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どうしても自分の空間が欲しかった




でもその空間は許されなかった




作りたくても作れなくなり




いつしか、作るという概念すらも忘れていた




そのまま、彼は数年を生きた


作るという概念を思い出したその人は、どうにかして作り出そうとした




でも、作れなかった




作れないのはなぜなのか





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その人は作り方を忘れていたからだった





自分だけの空間を作りたいけども、他人に合わせた性格を作り上げている最中に、自分で何かを創造するそのスキルに鍵をかけていた






その人は、開錠して扉をあける旅を始めた