新型コロナウイルスとインフルエンザの感染が、世界各地に拡散していますが、

一般的な対策としては、消毒、洗浄、マスクの着用、外出の自粛などを徹底して、

感染を未然に防ぐしかありません。

現代の先端医療も、新型ウイルスに対してはなす術を持たないということでしょう。

 

 

一方、東洋医学には「扶正祛邪」(ふせいきょじゃ)という考え方があります。

扶正祛邪とは、「正気」、すなわち、自分の健康な生命力、生命エネルギーを養って強くすることで、

「邪気」、すなわち、病気の原因となる悪いエネルギーを追い払うという意味です。

 

現代医学的に説明すれば、

「抵抗力や免疫力を高めることで、ウイルスによる感染から身を守る」ということであり、

経験の蓄積により、東洋医学には、そのための豊富な知識と方法があります.。

 

東洋医学の主要な治療法のひとつに「鍼灸」があり、

このうちの灸には正気を高める効果に優れているとされてきたことから、

日本では、昔から家庭の養生法として盛んに行われてきました。

現代では、「おばあちゃんがやる古臭いもの」というイメージがありますが、

現在のような状況においては、積極的に活用していくべきものと考えられます。

お灸の利点は、家庭で手軽に行うことができて費用も安価であるということです。

手足やお腹などのツボを使えば、セルフケアとして自分で手軽にお灸をすることができます。

 

セルフケアのアドバイスとして、市販のお灸を利用して、

図の中の足にある「足三里」「三陰交」「太渓」、

お腹にある「中脘」「気海」「関元」に、

毎日か一日置きにお灸をしてみてください。

毎日行う場合には、3つくらいのツボを選んで順繰りに行うと良いでしょう。

 

妊婦さんには気をつけなければいけないツボ、刺激量もありますので

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