「行動の教科書」

フィードバックの場で部下の望ましい行動を消してしまう上司の言動があるという。『短期間で部下が育つ「行動の教科書」』について記事を見ました。

こういうの多いよな~部下の時は感じるけど上司になったときは感じられないよな

と思いましたね。

どんな行動がいいか少し抜粋します。

 

● フィードバックの言葉を 具体的に書き出してチェックする

 

部下の立場だったときに、上司のどんな言動を嬉しく感じましたか?逆にどんな言動によって傷ついたでしょうか?

 あるいは、周囲の管理職を見て、「あの声かけはいいな」とか「あの態度は部下が不快に思うだろう」というような気づきがあれば、それも思い出してください。

それを具体的に書き出し、自分でチェックしていきましょう。
あなたの言動に、従業員に対する感謝やねぎらいの言葉、好感の持てる態度などが見られたら、ポジティブフィードバックとしてチェックを入れましょう。

 このチェックは少しでも増えるようにします。「今日は7個以上のチェックを入れよう」などと目標を決めてもいいでしょう。

 逆に、ネガティブフィードバックは極力減らし、ゼロを目指します。

 相手が話をしているときに、イライラしたように足を揺すったり、指で机をとんとん叩いたり、ため息をついたり……。こうした態度は、行動の教科書にある従業員の望ましい行動を消してしまいます。

逆に、ネガティブフィードバックは極力減らし、ゼロを目指します。

 相手が話をしているときに、イライラしたように足を揺すったり、指で机をとんとん叩いたり、ため息をついたり……。こうした態度は、行動の教科書にある従業員の望ましい行動を消してしまいます。

● 使ってはいけないフィードバックの言葉

 言葉にも充分注意しましょう。

 とくに、「なんで、○○なの?」は封印してください。

「なんで、できないの?」
「なんで、覚えられないの?」
「なんで、気づかないの?」
「なんで、間違ったの?」
「なんで、そんなに時間がかかるの?」

 この「なんで?」を口にしているとき、言わないだけで上司の頭の中にはすでに「それは、おまえが無能だからだよね」という答えが用意されています。そして、言わなくても上司がそう思っていることは部下にしっかり伝わります。

 部下からすると、これほど嫌みな指摘のされ方はありません。

 それに、「おまえが無能だからだよね」という答えは間違っています。正しくは「俺が教えていないからだよね」なのです。

 こうしたネガティブな言葉は、忙しさに紛れてつい口にしてしまいがちです。意識的に自らをチェックしましょう。

 もちろん、ときには「叱る」といったフィードバックも必要です。事故につながったり、お客様に迷惑をかけたり、自社ブランドを毀損するような行動を従業員がとったら、毅然とした対応をしなくてはなりません。

 しかし、そのときにも、叱るのは「悪い行動」であり、ネガティブな言動で相手の人格を攻撃してはなりません。

どうでしょう感情で叱責してしまうと正しい「叱る」というのはできず「怒る」になって

しまうのではないでしょうか?

よく上の方で「あなたのため」といって叱るのではなく怒る人がいますが、自分の今ある感情をスッキリさせたいだけの人も多いです。

自分が下の時はこんな上司・・・なんて思っていても、立場が上になった途端これに似たような

行動をとってしまうことも多いのではないでしょうか?

気を付けましょう!