3月9日卒業式シーズンですね。

平昌パラリンピックが開幕します。オリンピックは終わったような雰囲気がありますが

まだ終わっていないので頑張ってほしいと思います。

 

日本史の勉強で紛らわしいのが「○○の乱」「○○の変」という表現。

発音が似ていて覚えるのが面倒なばかりか、意味の違いもさっぱり

分からず困ってしまったかたは少なくないはず。

というのを見まして、なるほどと思いましたので。

 

歴史学者による説明

「乱」「変」の違いについては学習院大学の安田元久氏による分類が有力らしいです。

 

「乱」とは?

①政治権力に対する武力による反抗、反逆事件

・承平・天慶の乱

・保元・平治の乱

・大塩平八郎の乱 など

②政治権力の収奪による内乱状態

・壬申の乱

・承久の乱

・応仁・文明の乱 など

 

「変」とは?

③政治権力者たる天皇・皇族、あるいは将軍などが獄逆・配流などに遭い

 不当な立場に置かれた事件

・承久の変

・正中の変

・嘉吉の変 など

④政治上の対立による陰謀事件

・承和の変

・応天門の変

・鹿ケ谷の変 など

 

これだけ見てもわかりにくいですよね

 

もし成功したら、体制のどんでん返しが起こるかもしれない場合は「乱」

たとえ成功しても結局同じ体制が続く可能性が高いものは「変」

 

起こった争いが持つ影響力の違いが、呼び方の違いに現れているということらしいです。

実際に成功したかどうかは関係ないようです。

 

歴史は、見る立場によっても大きく印象が変わるので、絶対に正しいかどうかは疑問です

だれを主人公でその歴史を見るのかによって全然違いますもんね。

色々な説があり、どれを信じるかということなんでしょうか?