現在の大学3年生が対象となる
2019年卒の新卒採用活動の1つである
会社説明会がの3月1日から解禁されました。

今の時代は売り手市場となっており、
なかなか良い人材が獲得しにくくなっています。

優秀な学生さんは、名の知れた大手企業への
入社志望する方が多いですし、
まして、給料が低く待遇がそこまで良くない
中小企業や零細企業での採用は厳しい状況下にあります。

それでも、ありとあらゆる手を使って
良い人材を獲得しようと奮闘している
中小、零細企業の社長さんもいらっしゃるわけです。

そんな中、面白い手法で人材を獲得している会社さんがありました。

その名も「野球採用」です。

そうです、学歴とか経歴とかは重視せずに
採用基準は野球が好きかどうかなのです。

志望動機や入社テストなど、
一般的な採用方法は一切無視して、
「野球が好き」という熱意だけを見るといいます。

「野球を心から愛する人に悪い人はいない!」

という考えのもとに、
野球好きの方にメッセージを発信しており、
元甲子園経験者などからの応募も多く集まるそうです。

一般的な企業の面接で持参するものと言えば、
履歴書と筆記用具ですが、
その会社の面接は、地元の野球グランドに
ジャージとグローブを持参して集合します。

そして、その会社の先輩社員さん達と
野球を通してコミュニケーションを取り、

「チーム仲間としてキズナができたら採用!!」

という採用方法を確立しています。


”野球好きという理由だけで採用して大丈夫なのか?”

と思うかもしれませんが、不思議な事に
採用されたメンバーは、仕事を辞めないそうです。

皆さん、仕事よりも野球がやりたい気持ちが強く、
「野球が大好き」な社員が多いということは、
「大好きなものが共通であることで、仕事でもチームワークをもって
 目標に向かうことができる」

ということで、一体感や連帯感が生まれて
仕事との相乗効果も高いようです。

今の売り手市場の採用求人活動において、
普通に求人を出しても決まりきった
内容になってしまい人が集まりません。

週1回のペースで地元グランドで
野球が出来ることに楽しみを感じて、
その中で、社員間のチーム連携を図って
仕事にもプラスに繋がる環境を作るというのが
上手くハマっています。

今は、中小企業や零細企業の採用はとても難しい状況で、
普通の募集要項では、給料面や待遇面では大手には敵いません。

もし、会社社長が
仕事以外で打ち込んでいるものや好きなこと
例えば、

野球、サッカー、ボウリング、ガーデニング、
釣り、剣道、茶道、カーリング、ボルダリング

(猫飼ってる、犬飼ってる)など

があれば、それを打ち出して
自分の趣味や価値観に近い
人材を獲得することも可能かもしれません。

普通に採用しても全く反応しない場合は、
野球採用を参考に、仕事以外で
ご自身が打ち込んでいるものを
前面に出してのアピールも面白いですし

やりやすいかもしれませんよ。