睡眠について
“眠りが浅くなる季節”といえば夏の熱帯夜をイメージしがちですが、じつは寒さが厳しい真冬も、熟睡を妨げてしまう要素であふれています。
冬は日中の活動量が減ること、気温の低さ、日照時間の短さの3つの環境要因によって、
眠りの質が下がりやすくなります。
1つめは『活動量の減少』。眠りに就く前の3時間以内に過度な運動をすると睡眠の妨げになりますが、適度な運動による疲れは深い眠りに必要です。寒さを理由に体をあまり動かさないと、眠りの質が低下する可能性が高い
2つ目の理由、「気温の低さ」は、寝つきを悪くする原因になるという。
「人の脳と体は深部の温度を下げることで、眠りに就き休息モードに入ります。その際、手のひらや足の裏の血管を通して熱を外に出す“放熱”をおこなうのですが、冷えによって皮膚の温度が下がると足裏などの末端の血行が悪くなり、放熱がうまくいかなくなります。すると、体の深部体温を下げることができず、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながってしまうのです」
3つめの理由である「日照時間の短さ」は朝の目覚めに影響している。起床時間に太陽の光を浴びることができればスムーズに目覚めることができるが、日の出が遅い冬の朝は光の刺激を受けにくくなる。
「冬の場合は、日の出が遅いので起床時間に十分な太陽の光を浴びられない人もいると思います。起きたときに光刺激が不足すると、睡眠の維持を助けるメラトニンの分泌が抑制されず、寝覚めが悪くなってしまうのです」
冬の夜にやりがちなNG行為
お風呂上がりにピッタリとした靴下を履いてポカポカさせたまま布団に入る
体温が下がりはじめる前に布団に入ると、熱がこもってしまい体の熱がうまく放散できなくなってしまう、体温が下がらないと寝つきはよくならないのだとか。
冷えが気になっても、足は温めすぎないほうがいい
電気アンカや電気毛布、湯たんぽなどによる“布団の中の温めすぎ”も逆効果です。
布団の中の適切な温度は32度前後。それを超えると体温が下がらず、
眠りの妨げになりかねません。布団の中は、入った瞬間に寒すぎない温度にしておけばOK
体から熱を逃がすことが快眠には必須。その意味でも、厚着や重い布団はNG
良かれと思ってしていたことが、裏目に出ていませんか?
寝室の環境や寝具を変えるだけで、質のいい眠りを得られる可能性があります。
夏の暑さに比べれば冬の場合、環境を変えるのは簡単ですよね。
少し変えるだけで睡眠の質を大きく変えてくれるかもしれません。