本日はバレンタインデーですね。
2017年の「バレンタインデー」の推計市場規模は前年比約3%増の約1385億円。

「バレンタインデー」といえば、ヨーロッパなどで行われていた恋人たちがプレゼントを贈り合う習慣にヒントを得て、メリーチョコレートが「女性から男性にチョコレートを贈り、愛の告白をしてもよい日」という画期的な提案を行ったことにより、若い女性の心を捉えて広く知られるようになった記念日。それが時代とともに恋人へのプレゼントだけでなく職場の上司や先輩、同僚などとに贈る「義理チョコ」、同性の友人に贈る「友チョコ」、家族に贈る「ファミチョコ」、お世話になった人に贈る「世話チョコ」などへと広がり、今年はさらに頑張っている自分に贈る「自分チョコ」「ご褒美チョコ」市場が急伸している。

そんな中、高級チョコレートの代名詞「GODIVA(ゴディバ)」から届いたバレンタインデーに対するメッセージは、なんと「日本は、義理チョコをやめよう。」だった。自らのビジネスの主要パートに対するある種のアンチテーゼ。

この広告にゴディバジャパンは
この広告のメッセージにおいて、私はまず大切にしなければならないのは、バレンタインデーの主役は、「もらうひと」ではなく、「あげるひと」ではないか、と考えました。

 「あげるひと」にとって「楽しい」バレンタインデーかどうか、それがもっとも重要なことではないかということです。

 ですから、義理チョコをあげるのが楽しいと考える人、ご挨拶として知り合いの方に配る、それが自分にとっても楽しい、と考えている方には、今後ともぜひ続けていただきたいと思いますし、そのような方のための商品開発は続けていきたいと考えます。

 でも、もし義理チョコが少しでも苦痛になっている人がいるのであれば、それはやめてしまったほうがいいのではないか、と私たちは思います。それが今回の新聞広告の主旨です。
とのこと!

社内の人間関係を調整する日ではない。
社内の男性やトップの方が言ってあげてください
義理チョコ禁止!無理しないで!と・・・

インパクトがある広告ですよね。
義理チョコ否定じゃなくてインパクトを残す目的なの?など色々考えてしまいます。


ゴディバの広告が話題になる中で「一目で義理とわかるチョコ」と記載されたチョコレート菓子「ブラックサンダー」を発売する有楽製菓が、ツイッター上にて次のような反応を示していた。

「とある広告が話題のようですね
よそはよそ、うちはうち。
みんなちがって、みんないい。
ということで有楽製菓は引き続き『日頃の感謝を伝えるきっかけ』として義理チョコ文化を応援いたします」

それぞれの経営戦略が面白いです。

私はチョコが好きなのでもらったら嬉しいですけどね!笑