前回商品のブラックボックス化まで話しました。
今回はこのブラックボックス化について
簡単に言うと商品をより複雑にして
素人が聞いただけでは理解できないようにした。
商品に様々な特約をつけてパッケージ化し、
加入者は会社にどれだけ手数料を引かれているかよくわからない。
金利の高い時代には預けたお金は金利で増えていったから手数料をかなり取られても特に気にならなかったが、20世紀が終わり金利はほとんどゼロになり賃金も伸びない。
こうなると複雑な商品は加入者にとってデメリットしかない。
集めた保険料の9割を加入者に戻しているデータもあります。
でも日本の生保は良心的なのか?
実際は生保基準生命表は実際の死亡率より高めに設定されているようです。
例えば100人中5人が死ぬという前提で保険の値段が決められて、
実際に死んだのが3人だった場合死亡保険金の支払いは3人分で済み2人分浮く、
5人死ぬことを計算に入れてお金を集めているので本来なら浮いた2人分を均等割りで生きてる97人に戻す・・
ことはせず保険会社の儲けになっている。
「死差益」と言うらしいです。
生保会社の利益の柱になっているようです。
数字を微妙に操作する技術を保険会社はノウハウとして持っている。
要は生保会社が必ず儲かるように緩く作ってあるんですね。
生保が商売としてもう一ついい条件があるんです。
これは今度で!