本日も気持ちのいいお天気でした。

 

本日から生命保険について、いくつかに分けて書いていこうと思います。

生命保険に加入している方は多いのではないでしょうか?

でも詳しく知っている方は少ないのでは?

何となく毎月払っている、安心料なんて言っている方も多いですもんね。

少し掘り下げたいと思います。

 

まずは生命保険っていつからあるのか?

 

保険のそもそものルーツは古代ローマ人達が

葬式のためにお金を出し合ったところから始まったようです。

 

現在も「せめて自分の葬式代は自分で用意しましょう」

という保険の口説き文句がありますが

古代から変わってないんですね。

 

 

商売としての近代保険のルーツは

15世紀のイタリア(大航海時代)

奴隷運搬の海上保険として誕生

運搬中にもし奴隷が死亡した場合

荷送り人である奴隷の所有者に損害が発生するので

海上保険業者が損害補償として

荷送り人に保険金を支払う仕組み

 

 

17世紀にはエドモンド・ハレーが「生命表」を作成し保険の世界に大革命が起きる。

 ※エドモンド・ハレー(ハレー彗星で有名ですよね)

それまで死亡は偶然によるものだと考えられていたが、ハレーは統計分析を行い

「年齢ごとの死亡率には規則性があること」を発見した。

 

18世紀になり、この生命表に基づいて生命保険料を支払う仕組みを

イギリスのエクイタブル生命が導入

 

19世紀後半生命保険加入者が一気に増加した。理由は保険料が大幅に引き下げられたからである。

それまでは保険料が高額で富裕層しか保険に入れなかったが、産業革命で都市で働く労働者が多くなり

葬儀費用や遺族保障の問題急増し労働者向け生命保険への要望が高まった。

 

1875年アメリカにてプルデンシャル・フレンドリー・ソサエティーが設立。

少額保険料で葬儀費用を賄える生命保険が作られた。

 

1887年にはカナダで労働者向けの生命保険、現在のマニュライフ生命保険が国策によって作られ広まった。

 

日本では1867年(慶応3年)に福沢諭吉が欧米の近代的保険制度の紹介が発端となり

 

1879年に海上保険のために東京海上保険会社が設立

 

1881年日本最古の生命保険会社、明治生命が開業したが当初は普及しなかった。

 

日清戦争や日露戦争、関東大震災などで保険の重要性がようやく認知され加入者が増えていった。

 

第二次世界大戦の敗戦によるインフレや所得の低下による新規契約の激減したのに

なぜ今日のように生命保険が発展したのか?

 

次回にしたいと思います。