合格し、進学する事になった県立トップ高校に

高校入学説明会のため来校した。



体操服の採寸をしたり

上履きや体育館シューズを購入した。


高校の校章を受け取った時には感無量だった。


「本当にこの高校の生徒になるんだ」

そう実感した瞬間だった。


息子が通う高校なのに、まるで自分の事のように嬉しかった。




その後、体育館に集められて説明会が始まった。



そこでの先生のお話を聞いて

【大学入試の始まり】を感じた。



息子が中学生になった時に入塾した塾の講師のお話と同じだと思った。


『決めたのは、私』息子は小学生の間は通信教育をやっていて中学生になっても続けてはいたが、やはり餅は餅屋で難しくなっていく勉強について行くには塾へ通うのが良いだろうと思い息子を塾…リンクameblo.jp



《私立中高一貫校の生徒は、中学生のうちから高校の範囲まで勉強している》


《公立中学校に通っていたあなた方は、既に出遅れている》


《今からやらないと、追いつかない》




まただ。


また同じ事を言われている。


公立中学校に通っていたというだけで


《もう遅い》


と言われるのだ。




中学校の3年間

ずっとずっと走り続けてきた。



お腹の調子が悪くなったり

寝不足でミスばかりしたり

出来る事も出来なくなったりした



それでも、


【ゴールは目の前だ】

そう思って、私も息子と一緒に走り続けてきた。



そして



辛い不合格も経験し

やっと掴んだ合格だった。



《ゴールした》



と思ったのも束の間

もう、次の瞬間からスタートを切っていたのだ。



初めから分かっていた事だったのに



これまでの3年間を考えると

ここからの3年間を同じように走れるのかと不安になった。



いや、これまで以上に過酷な3年間になる



そんな予感しか無かった。




入学式までにやっておくように、と渡された宿題の量が凄まじかった。


量も多いが、内容もハイレベルだったのだ。



高校の教科書を購入したら、自分で進めて予習をし、問題を解くようにと数Ⅰの宿題もあった。


公立中学校を卒業したばかりの子に

自分で教科書を読んで数Ⅰを解くなんて、出来るのか?と驚いた。




授業で理解するのでは、間に合わないという事だろう。



・自力で教科書を読み込み、理解し、問題を解く

・授業では、自力で理解出来なかった箇所を補完する



そういった形で授業が進みますよ、という

高校からのメッセージだった。