中学校時代は成績優秀者として、模試で名前がよく掲載されていた息子だが


当時の面影など、どこにもなく


恐ろしいくらい就活が進んでいない。




夫は、折に触れ

「就活やってるのか?」とか

「気合い入れてやれ」とか

言っていたが、


最近は諦めたのか?何も言わない。



「週明けに、就活で出掛ける」

と、息子が言うので


「最低限、身だしなみは整えるように」

という話はしたのだが。



聞いているのか?聞いていないのか?

就職する気はあるのか?ないのか?



髪の毛はボサボサだ。


100歩譲って、ちゃんと櫛でとかせばなんとかなるようではあるが。




10月には、世間的には【内定式】が行われる事であろう。


そんな世間の行事とは


無縁なのだろうか。



さて、



息子は就活へ行く前に、髪を切るのだろうか?



もう成人した大人の男である。


息子よ


それすら、言われないと出来ないのか。



それとも



就活が決まらない理由を


私が、息子のボサボサ髪に

転嫁しているだけなのだろうか。



大学には頻繁に企業の方が来校されていて

説明会や、面接など行われていると聞いていたが。



2、3社受けて、直ぐに内定が出るというものでは無いだろう。


たくさん受けて、やっと2、3最終面接へ


という学生の方が多いだろう、と思う。



それを考えると、恐らく


息子はそれほどの数はこなしていない。



「就職する気はあるのか?」

と聞けば


「ある」

と答えるが



こればかりは本人が動かない事には、どうにもならない。

 




高校受験であれほど子どもの成績に一喜一憂していたが


今となっては


高校受験に親が熱くなる必要など、無かった。



自分のいる場所を、自分で確認して

自分の行きたい高校へ

自分で努力して行けば良いだけだった。


志望校に合格出来なかったら、それまでの事で


その先、自分がどうするのか

何がしたいのか

自分で考えさせるべきだった。


親なんて


子どもの人生を歩む事なんて出来ないのだ。



偏差値の高い高校に行ったからって


結局は


そこで本人が【どう生きるか】それに尽きるのだ。