年が明け、1月の中旬から高校受験が始まった。


地元の私立高校を抑えとして2校受験した。


一つはA高校、偏差値73の超進学校。

もう一つはB高校、私が受験直前に説明会へ行った偏差値65の高校だ。



どちらの高校も大学進学実績は良かった。


ただ、もし通うとなれば、、、



高校説明会の時に、門の前で塾や予備校関係者が熱心に勧誘していたA高校へ行って欲しいな、と漠然と思っていた。



良い大学へ行くには


《少しでも偏差値の高い高校へ行かなければ》


という呪縛に取り憑かれていた。



たとえ下位成績での合格であっても

学校の偏差値が高ければ、

それだけ高い水準の教育が受けられるはずだと思い込んでいた。



無事にその2校の受験が終わり、

息子はどちらも合格した。



第一志望校の国立高校も、第二志望校の県立高校も

どちらも不合格だった場合、

抑えの私立高校はA高校とB高校

「どちらに行きたいか?」と息子に聞いた。



息子は、私が強く勧めたA高校ではなく

偏差値65のB高校に行きたいと言った。



B高校は私が一人で見学しただけで、息子は受験当日になって初めて足を踏み入れた高校だ。


それでも


実際に何度も見学や説明会に行ったA高校を選ばなかった。