夏休みが明けて2学期が始まると、息子は元気に学校へ通っていた。


相変わらず、

通信教育と塾と日曜特訓の合間に

学校の定期テストと塾の月例テストと県模試とS台模試をこなす忙しい毎日だった。



学校の定期テストは変わらず上位5位以内には入っていて、順調だった。


月例テストと県模試は偏差値60代後半。


S台模試は理科だけは【成績優秀者】で名前が掲載されていた。

数学が辛うじて偏差値50くらいだったが、その他はさっぱりだった。



数学で【正答率3%】の問題をスラスラ解けるのに、なぜか簡単な問題はよくミスしていた。


カタカナを書き間違えたり、

cmとmなどの単位を書き間違えたり、

途中の計算式で自分で書いた数字の7と9を読み間違えたりした。



その小さなミスが、勿体無いと思った。



寝てばかりいて、集中力が切れているのではないかと思っていた。



難しい問題よりも、簡単な問題こそ、しっかりやった方が力が付くのではないかと考えた。



高校受験まであと数ヶ月という時だった。


基本的な計算問題集

漢字練習

英文法

理科と社会の一問一答


これらを毎朝やるように息子に言った。


どこを何ページやるか

受験までに一通り出来るように計画を立てた。



息子は毎朝、計画通り進めていった。

私も伴走すべく、丸つけをし進捗具合を確認した。