小学校〜中学校の頃の息子は
学校で授業を聞きながら、
教科書や問題集の中から宿題になりそうな問題を全て解いていた。
その授業中にやった問題は大抵、息子のカンが当たり、宿題として出されていた。
息子は授業中に既にやってしまったので、家でやる学校の宿題は残っていないという状態が常であった。
学校から帰宅後は、塾の宿題や、日曜特訓で出される宿題をやっていた。
通信教育も塾と並行して受講していて、そのテキストは朝の登校前に済ませていた。
中3になると【県模試の過去問】を購入するように塾から言われていた。
その過去問の宿題も出ていたが、息子が
「過去問は買わなくていい」
と言うので買わなかった。
息子は友達に借りて、学校の休み時間にサラッとやって、それを提出していた。
大量の宿題や課題を、隙間時間を上手く使って全てやり切っていた。
しかし
中3の夏休みに突然それがなくなった。
【なくなった】というのは、
【宿題がなくなった】という意味ではない。
【息子の自発性がなくなった】のだ。
自分で隙間時間を見つけて色々やっていたのに、やらなくなった。
自室に籠もるようになり
いつ部屋を覗いても、息子は床の上で大の字になって寝ているばかりだった。
